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2013年7月26日

経理担当職員の退職、最後のお仕事は・・

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年7月29日 更新

今年1月に入ったばかりの経理担当職員アルバートが、6ヵ月で退職しました。といっても、なんと公認会計士になるための奨学金に選ばれてのこと。全国で25名、リンポポ州からはたった一人だけ選出されたそう。

南アフリカでは、歴史的に教育の機会が限られていたことや、今でも高額な学費が理由で、未だに黒人の公認会計士は数百人程度しかいないと言われています。彼の掴んだチャンスは、本当に人生を大きく変えるもの。これから4年間、首都プレトリアの大学で、家族と離れて勉強に励むことになります。

退職前最後の日、私からアルバートにお願いした最後の仕事は、先日村で出会った女の子に会いに行くことでした。

6月から、ドロップイン・センターのボランティアたちと子どもたちの家庭調査を実施し、センターに通う子どもたちの家を一軒一軒、訪ねています。

将来の夢を明るく語る、カトゥ将来の夢を明るく語る、カトゥ(左)

その中で出会った15歳のカトゥ。両親を亡くし、弟とおばあちゃんと、子ども手当だけを頼りに暮らしています。でも、一目あった時から、なんだか目の輝きが違った、彼女。

聞くと、カトゥの将来の夢は公認会計士。おばあちゃんを楽させてあげられるように、家族を支えるために勉強に励んでいるといいます。学校から帰ったら、髪の編みこみを近所や友達にやってあげることでお小遣いを稼いでいるそう。おばあちゃんが遠くまで薪をとりにいかなくてすむように、お小遣いで買ってあげたいからだと、語ります。

そんな彼女の一生懸命さに心動かされ、アルバートくんのお仕事最終日、彼が高校生のとき使っていた会計学の教科書のお古をカトゥに直々に届けてもらいました。もう10年以上前の教科書なのに、今でも同じじものが使われていると、カトゥも大喜び。二人の話は弾み、成績表を見せてもらうと、英語の成績が振るわないのをみて「情報を得るのはすべて英語だから、英語はがんばらないとだよ」と、アルバートから先輩アドバイス。また、合いに来ることを約束して別れました。

それぞれ、未来の公認会計士を目指して、がんばれ!

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