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トルコ・シリア大地震 緊急支援を実施しています(6/27更新)

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最新の活動レポートはこちら(随時更新)

緊急支援の経緯

2月6日未明、トルコ南部のガズィアンテプ北西を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生しました。トルコ、シリアで大きな被害が出ており、2月24日時点で死者は5万人を越えたと報じられました。

被災した人々は、被災直後の厳しい冬の寒さに加え、食料や医療サービス、水へのアクセスが難しいなど非常に困難な状況に置かれていました。2カ月以上が経過した現在でも、生活を立て直すための支援を必要としています。

活動の第二弾の詳細も決定しました

JVCは情報を収集し、現地で活動する団体との連携に向けて調整を行ってきました。被災地の中でも、シリアは内戦や複雑な政治情勢により、国際援助が入りづらい状況が続いています。

2月24日にまずは支援開始決定とご寄付の呼びかけをWEBでお伝えした後、第一弾として、シリア国内での活動経験があり、当団体も設立に関わったJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)と協働し、クルド赤新月社によるシリア北西部のアレッポ周辺での支援を実施しました。

同時にJVCでは、より支援が入りにくい地域で現地団体と連携した支援の可能性を、引き続き探ってきました。

第二弾の支援として、トルコに拠点をおきシリアで女性支援を行う現地NGO「Supporting and Empowering Women’s Advancement and Rights(SEWAR)」との協働を決定しました。アレッポ県北部の避難民キャンプで支援を行います。

ご支援の使いみち

1)クルド赤新月社を通じての支援

第一弾としてのご支援は、クルド赤新月社を通じて現地に届けています。

クルド赤新月社は、地震発生直後から避難民にテントを提供するなど、迅速に活動しています。すでにアレッポ北部のシャハバ(Al-Shahbaa)地域で、風邪や喘息の薬などの医薬品や、ベッドマットや毛布などの生活用品の支援を始めています。このエリアは、アラブ人とクルド人、そして地震発生以前から、紛争によってシリア各地から逃れてきた国内避難民が暮らしている地域です。

(写真提供:クルド赤新月社 アレッポ周辺地域における初期の救援活動と避難民の様子)

2)SEWARを通じての支援

第二弾の支援対象は、地震の発生より前にシリアの紛争避難民のために設置され、今回の地震による避難民も受け入れているアレッポ北部の避難民キャンプです。

現在、約160世帯が暮らしていますが、食料支援やその他の支援はほとんど入っていません。地震の被害がより大きかった地域から避難してきた人々を中心に、食料支援を行うとともに、災害後の精神的ケアを行う計画です。

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(写真提供:SEWAR)

◆SEWARについて

SEWARは、2014年に設立されて以降、シリア国内で女性への暴力防止、女性の保護や生計向上のための活動を行っている現地NGOです。また2月の大地震の直後には、シリア国内で最も地震の被害が大きかった複数の地域で、食料やテントなどの緊急支援を行っています。

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また状況を注視しながら、ウェブサイトなどを通じて、進捗を皆さまに随時お知らせいたします。

※ご寄付の一部は、現地に支援を届けるための管理運営費にも使わせていただきます。

JVCの想い

シリア・トルコ大地震の緊急支援では、すでに多くの団体の皆さまが活動されています。それでも、特にシリアでは、2011年から続く紛争によるダメージ、治安悪化、経済制裁、国内の政治的分断などにより、人々の暮らしは地震前からすでに非常に苦しく、安全な飲み水を手に入れるのも困難な人々がいるほどに悪化していました。

この複雑な情勢下で、国際社会の支援が入るまでに時間を要したシリア北西部にも、今やっと本格的な支援が入り始めています。しかし、水、食料、電気、テントなど、支援はまだまだ足りない状況です。

紛争に重なった今回の大地震の被害から人々が立ち上がるには、多くのサポートを要します。いま、一つでも多くの団体が動くことで、大きな支援の枠組みではサポートが届きづらい場所や分野にも、支援の手を少しでも細やかに伸ばせたらと願っています。

JVCの他の事業地での支援活動も大切にしながら、並行しての支援活動です。今後も、より支援が届きにくい地域への支援を視野に、関係者・団体と連携しつつ支援を実施していきます。微力ながら、JVCだからこそできる支援を届けるため、ぜひ応援くださいますよう、よろしくお願いします。

支援活動に関する問い合わせ先

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
電話:03‐3834-2388  FAX:03-3835-0519
メール:info@ngo-jvc.net (担当:小林・並木)

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