2011年に南コルドファン州で発生した紛争により、
人々は政府側と反政府側それぞれの支配地域に分断されました。前者はスーダン国内で避難民となった人々、後者の中には国境を越えて南スーダンに逃れ難民キャンプで暮らす人々が含まれます。JVCは紛争後のコミュニティ再生を見据え、給水施設や学校などの生活インフラの再建や子どもたちの教育のサポートなどを行っています。
激動のいま、
教育と技術で未来を築く
民族・政治的な分断が続く中、反政府側の地域では学校・井戸などの基本的社会インフラが脆弱で生活が困難なため、政府側の地域に避難する人が後を絶たない状況です。JVCは政府側・反政府側の両地域で、分断を越え安心して暮らせる社会を目指して活動を行っています。
活動地域
JVCは首都ハルツームのほか、南コルドファン州カドグリ郡・ブラム郡、南スーダン領ルウェン行政区イーダ難民キャンプにも現地事務所を置き、活動しています。
Before
スーダンで続いた紛争のために、6、7歳の頃から隣国南スーダンの難民キャンプに避難していたマルガニくん(15歳)。政府軍、反政府組織の両勢力から厳しい移動の制限があり、カドグリに避難したお父さんとは9年間会えませんでした。難民キャンプでは英語で授業が行われているため、母語であるアラビア語の読み書きができませんでした。
After
紛争が落ち着いた2020年、父のいるカドグリに移動し、JVC補習校に参加。教員や友達からのサポートもあり、アラビア語も少しずつ書けるように。補習校を修了し、正規の学校に編入した後も優秀な成績を取り続け、今では6年生になりました。地元にはいない医者になりたい!という夢を叶えるため今日も学校に通っています。
溶接の訓練生 ハーリドさん(16歳)
家計の事情で小学校を中退しましたが、溶接の職業訓練に参加して、知識を身につけ、技術も上達し、今ではさまざまなものを作れます。仕事を通じて多様な人々と巡り合い、刺激を受けています。配属された工場のオーナーに推薦してもらい、水道公社の正規職員として働くチャンスをもらいました。大きな組織で仕事をすればより高度な技術を得られるので、とても楽しみにしています!
補習校で教える アブドゥルバーギー先生
2011年の紛争後、子どもたちに学ぶ場が必要だと思い、木や草で作った学校を始めました。JVCの支援もあり、今ではしっかりとした校舎で教えることが出来ています。今でも争いや衝突が続くこの地で、暴力をなくしていくためにも、次の世代を担う子どもたちへの教育が大切です。また教育は「光」で、将来仕事を得て、自分自身だけでなく、家族やコミュニティを支えることができると信じています。
今中 航
ハルツーム事務所
現地代表
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橋口 佑太
ハルツーム事務所
現地駐在員
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モナ・ハッサン
ハルツーム事務所
現地副代表
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イスマイル・ジュムア
カドグリ事務所
チームリーダー
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サラ・モジョ
カドグリ事務所
フィールドオフィサー
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アフマド・アルハーディ
カドグリ事務所
フィールドオフィサー
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後藤 美紀
東京事務所 東京事務所 東京事務所
ラオス事業担当・スーダン/南スーダン事業担当
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イサム・アンドー
イーダ事務所
プログラムコーディネーター
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アフリカボランティアチーム
活動内容
「アフリカの今」を伝えるYouTube番組の運営や、活動報告会の開催など
メッセージ
JVCのスーダン・南アフリカ事業を、広い意味でサポートするボランティアチームです。毎週火曜19:30からのミーティングが主な活動の場。アフリカ現地で活躍している方のオンライン通信や日本でアフリカ関連の活動をしている方の紹介、アフリカの雑学など配信するYouTube番組 【ハロー!アフリカ!】の運営などの活動をしています。 参加・見学されたい方は、TwitterのDM(@jvcafrica)かjvcafrica@gmail.comまで連絡下さい!
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