SOUTH AFRICA

「世界一の格差社会」南アフリカ。特に35歳以下の若い世代で失業率が50%を超えています。また「世界最多のHIV陽性者」が暮らす同国では大人の5人に一人が感染、エイズで親を亡くす「エイズ遺児」が後を絶ちません。厳しい社会状況下で14歳以下の子どもの約7割が貧困下に暮らすと言われるなか、特に農村部の貧困家庭の子どもたちは、親を亡くすなどの理由以外に、身近な大人が出稼ぎで不在な中、食べものへのアクセスも限られるなど大きな課題に直面しています。こうした社会状況が世代を超えて悪循環するなか、JVCは困難な家庭環境下の子どもたちをサポートしています。

南アフリカでの活動ビジョン

次世代への影響という
悪循環を断ち切る

JVCは南アフリカで社会的状況によって子どもたちが貧困に陥り、
困難な環境で育つことにより犯罪や暴力、事件に巻き込まれるような環境で育ち、それが世代を超えて悪循環していくような状況を、
子どもたちが支え合う仕組みをや地域づくりにより改善することを目指しています。

南アフリカでの活動

活動地域

JVCは、リンポポ州ベンベ郡にある2つの村で活動しています。 最北部にあるリンポポ州は、南アの中でも「貧困州」と位置づけられ、医療・教育・インフラのレベルが他州に比べて不足しています。

現在行っている活動

活動が関連するSDGs

活動による現地の変化

Before

両親を失ったケイシャス君は、やんちゃで悪いことをしていました。つきあっていた友達から路上居酒屋に行こうと誘われたり、他の人の洋服や携帯電話を盗みに行ったこともありました。しかし、ケアセンターに通い始めて、悪いことをしていると、自分の時間を無駄にしてしまうことに気が付きました。

After

センターで、リーダーシップや衛生、菜園づくりの方法など様々な研修を受けました。 ケイシャス君は「教育がとても重要であることを教えてくれたので、私は変わることができました。私たちが村の外の世界に触れることを可能にしてくれたセンターに感謝しています」と語り、大学で先生になるための勉強を続けています。

現地に住む人の声

アウェラニ・マブラブラさん (16歳 )

アウェラニ・マブラブラさん (16歳 )

友人に誘われて2018年からムペゴ子どもケアセンターに通っています。センターでは、ケアボランティアが宿題をみてくれたり、自分で身だしなみを整えて、きちんと生活することの大切さなどを教えてきてくれました。センターに通いはじめてから、同年代の子からのピア・プレッシャー(注)が気にならなくなり、自分で物事の判断ができるようになってきたのを感じます。JVCがムペゴ子どもケアセンターと協働を始めてからは、自分で野菜をつくり、食べものを得る方法として菜園づくりの研修を受けています。最近、畑仕事が楽しくなり、自宅の庭にも小さな菜園をつくりました。収獲するのが楽しみです。

ラヴツィ・タニャニ・メイヴィスさん(49歳)

ラヴツィ・タニャニ・メイヴィスさん(49歳)

子ども達がセンターに通っています。
COVID-19の影響で学校とセンターが閉鎖し、子どもたちが給食を食べられなくなった時には途方にくれました。私たちは私の母と私と子どもという家族ですが、収入は母の年金だけで、COVID-19の影響で村の中で日雇いのちいさな仕事すらできないなかで、食費が膨れあがったからです。センターから食料・衛生用品の支援があったおかげで命をつなぐことができただけではなく節約にもなりました。また、菜園づくりもとても役に立っています。今もトマトを食べているので、しばらく野菜を買わずにすんでいるんです。節約したお金で子どもたちが必要とする学用品を購入することができました。ムペゴ・子どもケアセンターとJVCに感謝したいです。

現地レポート

JVC南アフリカ事業の終了について

南アフリカのスカウト・カッブプログラムって?

ケアボランティアと保護者のケアの質を向上させるための訓練

南アフリカでの菜園づくり活動

コロナ禍の南アフリカでの活動

【南アフリカ出張記③】2018年度以降の活動に向けて

スタッフ紹介

  • ドゥドゥジレ・ンカビンデ

    南アフリカ事務所
    プロジェクトコーディネーター

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  • フィリップ・マルレケ

    南アフリカ事務所
    フィールドアシスタント

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  • モーゼス・シャバニ

    南アフリカ事務所
    経理担当

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  • 橋口 佑太

    東京事務所 東京事務所
    スーダン/南アフリカ事業担当

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ボランティアチーム紹介

アフリカ・ボランティアチーム

活動内容

「アフリカの今」を伝えるYouTube番組の運営や、活動報告会の開催など

メッセージ

JVCのスーダン・南アフリカ事業を、広い意味でサポートするボランティアチームです。毎週火曜19:30からのミーティングが主な活動の場。アフリカ現地で活躍している方のオンライン通信や日本でアフリカ関連の活動をしている方の紹介、アフリカの雑学など配信するYouTube番組 【ハロー!アフリカ!】の運営などの活動をしています。 参加・見学されたい方は、TwitterのDMかjvcafrica@gmail.comまで連絡下さい!

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南アフリカ事業からのお知らせ

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外部リンク紹介

過去の活動

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