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スーダン・ハルツームでの軍事衝突に関連して(6/2更新)

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お知らせ(5/10更新)

日頃よりJVCの活動にご理解・ご支援を賜り、誠にありがとうございます。

軍事衝突が発生したスーダンから近隣国のウガンダに退避していたJVCの日本人職員は、5月10日午前、無事日本に帰国いたしました。
当該職員の健康状態に問題はありません。

軍事衝突発生時、職員は情勢が安定しているスーダン南部・南コルドファン州に滞在しておりましたが、当初より退避する方針をとり、最も安全な方法を検討して今回の退避に至りました。
この度、職員の安全確保と退避にご尽力いただいたすべての方々、また無事を祈ってくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

また、現地職員につきましても、引き続き安全を確認した上でプロジェクトを継続しております。

首都ハルツームを中心に、現地情勢は予断を許さない状況が続いております。
この混乱の中でも、スーダンの方々からは職員に「避難しにおいで」と声をかけてくださるなど、あたたかい心配りを届けていただきました。
軍事衝突、物価の高騰や、支援物資の不足といった状況にある現地の方々のご無事を祈るとともに、一刻も早く休戦が実現することを願ってやみません。

今後も安全管理に努めながら、困難な状況にある方々の支援活動を続け、現地の人々の状況や声も発信してまいります。

※本件についてのお問い合わせは、JVC東京事務所でお受けいたします。
お問合せフォームからご連絡くださいますと幸いです。

声明文

私たちはスーダンで人道支援を行うNGOとして、戦闘当事者に以下を求めるとともに、国際社会からの強い働きかけを呼び掛けます。

  • 市民が安全な場所に避難するため、ただちに人道目的の停戦を行うこと。
  • 国際人道法に則り、戦闘当事者は市民を保護すること。市民への攻撃、市民の住居の占拠、市街地への砲撃や空爆、病院への攻撃や占拠は許されません。
  • 負傷者や避難民が必要な支援を受けるため、人道支援関連施設への攻撃、支援従事者への攻撃、人道支援活動の妨害を停止すること。

関連ニュース(6/2更新)

2023年6月6日(火)~11日(日) の期間で、ジャーナリスト堀潤さんによるスーダン写真展が東京2か所で同時開催されます。2019年にスーダンのJVC活動地を訪問された堀さん。その時に撮影した4,000枚から厳選した70枚の写真が展示されます。

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会期中、JVCスタッフとのギャラリートークも予定されています。詳細はリンクよりご確認ください。

堀潤写真展 【SUDAN Relief】/【SUDAN Hope】

■5/29、ジャーナリスト・堀潤さんとともに

現地の様子、人々の声、この戦闘の背景、自衛隊の役割など、約1時間にわたってお話しています。

■帰国した現地駐在員の今中が、退避直前まで滞在していたスーダン南部・カドグリでの人々の声を詳しくレポートしています。ぜひご覧ください。

スーダン、戦闘勃発から 1 か月 。南部カドグリでは何が起きたのか。

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【メディア対応一覧】

スーダンでの活動について

JVCは、紛争で学ぶ機会を得られなかった子どもたちのための補習校を南コルドファン州で運営しています。詳しくはこちらをご覧ください。

「スーダンでの活動」紹介ページ

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ご寄付はこちらからお願いいたします。スーダン事業へのご寄付を希望される場合は、「寄付の使途」でスーダン事業をご選択ください。

代表理事 今井のコメント

スーダンの軍は、ミャンマーほど組織的ではないにせよ、さまざまな軍系企業を有し、自分たちの経済利権にとって都合のよい経済政策を実施してきました。これに対して2019年に市民が蜂起、軍と結びついた独裁政権が倒れました。

しかし、その後も軍関係者は、独裁者バシール元大統領を追放しつつも権力を他へ渡さず、さらに2021年にはクーデターを起こして民主化勢力を排除しようとしてきました。

2019年以降に権力を持った軍は、実は一枚岩ではなく、ふたつの軍から成っています。これらの軍は旧独裁政権を倒すため、また民主化勢力に対抗するために「結託」していましたが、このふたつの軍とそれに結びついた勢力は、それぞれの利権を持ち、互いに争っています。

今回、国軍(SAF)と戦闘状態にあるRSFという軍は、金の鉱山開発やサウジアラビア・UEAの要請によるイエメンへの派兵を通じて、多額の利益を上げてきたといわれています。そもそもスーダンの人々を犠牲にして巨額の利益を上げてきた、ふたつの軍系勢力。これらが互いに利権・覇権を争い、今回の戦闘に至りました。

今回の戦闘の結果がどうあれ、このように軍が実権を握る政治そのものが変わらない限り、スーダンは人びとにとって安定した豊かな社会にはならないものと懸念します。

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