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JVCラオス訪問して その3「ラオスの幸せの考え方」

11期インターン 金森 史明
2009年3月13日 更新

2月1日から2月2日にかけてラオスのサワナケート県にあるJVCラオス事務所を訪問し、スタッフの平野さん、グレンさん、フンパンさん、ブンシンさんからお話を聞かせていただきました。お話を聞いて、たくさんのことを感じ、考えることができました。そのなかで、僕が特に重要だと思ったことを書こうと思います。

3.ラオスの幸せの考え方について

ラオスでは町の人と村の人とは幸せについての考え方が違うとのことでした。町の人は車や家、モノをたくさん持っていることが幸せと考えているそうです。村の人は、蚊帳があったら、とか家族みんながご飯を食べられるようになったら幸せと感じるとのことでした。
 僕は、「村の人も今後、モノがたくさん手に入るようになったら、町の人と同じような幸せの考え方を持つのではないか。これはよくないことなのではないか。モノがたくさんなくても幸せを感じられるのであれば、たとえ「貧困下にある」といわれようが、そのままの(モノがあまりない)生活のほうがよいと情報提供するべきではないか」と思いました。同時に、このように考える僕は、モノをたくさん持っている人間・たくさんのモノに囲まれて暮らす人間のいる国から来て、そして、そこへ帰っていく人間であるということにも思い至りました。また、僕は現在の発展途上国すべてが日本と同じようになったら、地球の環境、エネルギー・資源、食糧は保たないということを知っています。だからこそ、「モノがたくさんなくても幸せを感じられるのであれば、そのままの(モノがあまりない)生活のほうがよいと情報提供するべきだ」ということを考えるのかもしれません。つまり、これは自己保身やエゴイズムからくるものでしかないのかもしれません。

ここまで考えて、貧困や豊かさ、幸せというものが何なのかということについて改めて考え直す必要があるということに気がつきました。途上国の問題は、実は先進国と呼ばれる国の問題でもあり、先進国自身のあり方をも問いかけているものではないでしょうか。仮に、開発や国際協力の目的や結果が「途上国を先進国と同じ水準までにする」ことだとしたら、前述したとおり地球は保たず、待っている未来は『破滅』です。かといって、現状ではこれらをどのようなものにすればよいのかというビジョンは僕にはわかりません。それでも、モノを多く持っている国はモノをこれ以上増やさないようにするか減らす必要があること、先進国はモノを大量生産・消費(廃棄)する方向へは進まないようにするか逆戻りする必要があることだけは間違いないと確信しています。これらのことは、タイに来る前から感じていたことでもあるのですが、今回のJVCラオスの事務所を訪問して改めて強く感じました。


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