
ガザの医療を支える診療所支援
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2025年9月、ガザ市にあったPMRS(パレスチナ医療救援協会)の主要な診療所のひとつが、攻撃によって破壊されました。その後も複数の病院や医療施設が被害を受け、ガザの医療システムは深刻な機能不全に陥りました。
▶【ガザ】現地パートナー団体の診療所が爆撃されました(2025/09/22)
10月に「停戦」が成立した後、JVCはPMRSと協議を重ね、被害状況や今後の支援のあり方について話し合ってきました。その結果、新たにPMRSの診療所復旧を支援することを決定しました。
瓦礫の中でも、懸命に日々を生きるガザの人々。医薬品の不足や医療体制の崩壊が続く中、度重なる攻撃や避難による負傷、食料不足による栄養不良、清潔な水が不足することで広がる感染症など、住民はさまざまな健康リスクにさらされています。
長年にわたりパレスチナ全土で地域医療を支えてきたPMRSの診療所を復旧することで、一人でも多くの人が医療につながり、想像を絶する心身の苦しみが少しでも和らぐことを願い、JVCはこの支援を始めました。

ガザ市内に新しく作られるPMRS診療所/2025年12月

診療所の中はまだ完成しておらず、内装工事が進行中/2025年12月
診療所が完成すれば、ここで血液検査などの基本的な医療サービスを提供できるようになる予定です。
PMRSが担うプライマリーケアは、子どもや高齢者、慢性疾患を抱える人びとが、最初に医療や支援につながるための重要な入口です。日々の不調や小さな症状に寄り添うことは、命を守るだけでなく、不安や孤立感を和らげることにもつながります。
PMRSのスタッフは、「JVCからの支援は、現地のニーズに合わせて柔軟に使える点がとても助かっている」と話してくれました。
安全な水や衛生サービスが十分に確保されない中、寒さをしのぐための物資も不足し、ガザでは感染症のリスクが一層高まっています。
移動中に撮影したガザ市の様子/2026年1月
膨大な医療ニーズに対応するためには、継続的な人道支援が不可欠です。
必要な支援を届けられるよう、JVCは現地パートナー団体とともに活動を続けています。
引き続きお力添えをお願いいたします。