アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

幸せは、人の犠牲の上でなく...

11期インターン 宮田 敬子
2008年7月 8日 更新

これまで研修の中で、NGO関係者、農業関係者など、様々な人の話を聞いてきました。しかし、私の中でいずれの話もうまく消化することができず、頭の中に知識として残っていても、本当に理解できてはいませんでした。

NGO的視点、農業的視点、そして日本人としての視点、考えれば考えるほど、自分が何をしたいのかわからなくなりました。
そこで、とてもシンプルな視点に立つことにしました。自分を「食べる人」として捉え、「おいしい食べ物を食べる」とはどういうことかを考えたのです。カオデーン農園で食べるご飯はタイのどの屋台、どのレストランよりもおいしく感じます。農園で育てた野菜や家畜などの素材もおいしいのですが、一生懸命働き、一緒に食べる人がいることで、更においしくなります。

《楽しい!》タイ式焼肉&鍋 店で食べるよりずっとおいしい。《楽しい!》タイ式焼肉&鍋 店で食べるよりずっとおいしい。

日本での生活の中では、食事は単に空腹を満たすだけのものでしたが、今では「食べることの幸せ」を全身で感じるようになりました。
「おいしい食べ物を食べること」というシンプルな視点に立つと、これまでの私の消化できずにいたことが全てひとつの輪のように繋がっていきました。「おいしい食べ物」とは、単に味が良いのではなく、野菜を育てること、料理を作ること、人と食卓を囲むことなどを含め、「おいしい」と感じるのではないでしょうか。それは農的生活に価値を見出すことへ繋がります。
ある本に「農業をすることで直接には戦争やテロを止めることはできないが、関節的に平和に貢献できるのではないか」と書いてありました。他から奪って満足感を得るのではなく、自分で幸せを作り出すには、農的生活がもっとも近いのではないかと思います。多くの人がおいしい食べ物を食べることで幸せを感じることができれば、世の中の自殺や犯罪も減っていくのではないかと思います。

《満足!》田植えの後、泥だらけのままイサーン式ご飯。手伝ってくれた叔父さんと叔母さんも一緒に。《満足!》田植えの後、泥だらけのままイサーン式ご飯。手伝ってくれた叔父さんと叔母さんも一緒に。

カオデーン農園のデーンさんが「家族みんなでおいしい食卓を囲むことが幸せだ」と言っていましたが、その意味がやっと理解でき、共感することができました。ある人に世界の問題を考える前に、自分の足元を見るべきだと言われました。私は食という視点から、自分の足元を見直し、そこから開発問題を考えていきたいと思っています。

《素敵!》洋食&和食はテーブルで。まるでオープン・カフェのよう。《素敵!》洋食&和食はテーブルで。まるでオープン・カフェのよう。

(宮田 敬子)


第11期インターン(2008年度) の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2008年6月19日 更新贅沢な休日
2008年6月 5日 更新がんばれ、インターン生!
2008年6月 5日 更新タイでの研修を支えてくれる人たち
2008年6月 5日 更新タイの農村に生きる知恵と技
2008年6月 5日 更新イサーンのゴム植林ドリーム
2008年5月29日 更新バナナと鍬(クワ)
2008年5月29日 更新笑っていれば作業もつらくない!?
2008年5月29日 更新初日記です。
2008年5月29日 更新インターン 金森史明の自己紹介
2008年5月29日 更新インターン 宮田敬子の自己紹介

Facebook コメント

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net