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スーダンでの活動

南スーダン・首都ジュバ 緊急支援

2017年5月25日 更新

昨年9月より実施した南スーダン緊急支援にご協力いただき、ありがとうございました。今年3月までの募金総額は430万円となりました。皆さまからのご支援により、昨年9月、11月、そして今年3月に職員1名を現地ジュバに派遣し、国内避難民を中心に食料支援や医薬品支援の活動を行うことができました。3回にわたり実施した支援活動の費用は合計448万円となりました。

南スーダンの紛争と避難民の発生、食料難など危機的な状況は深刻さを増しています。JVCは今後も職員を現地に派遣し、避難民など最も困難な状況にある人びとへの支援を続けます。

次回の支援活動は6月を予定しており、今はそのための資金が必要となっています。どうか、今後も引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

本件についての取材、お問い合わせ:

人道支援/平和構築グループマネージャー 今井
MAIL:imai@ngo-jvc.net TEL:03-3834-2388

募金にご協力ください

  • 郵便局から募金する
    郵便局口座番号:00190-9-27495
    加入者名:JVC東京事務所
    ※通信欄に「南スーダン」とご記入ください。

  • クレジットカードで募金する
    JVCクレジットカード募金ページ
    https://www.ngo-jvc.net/oldform/form_creditbokin31.htmlからお願いいたします。

※募金先指定で「スーダン」を選択していただいて、お手数ですが一番下の「その他事務局へのご連絡」欄に「南スーダン」とご記入ください。
※ご利用可能なカードは、VISA/Masterのみとなっておりますのでご注意ください
※寄付金の20%は管理費に充てさせていただきます。

20年に及ぶ南北内戦を経て、南スーダンは分離独立しましたが、2013年12月に大統領派と副大統領派による内戦が勃発。2015年8月、大統領派と副大統領派との間で結ばれた和平合意に従い、2016年4月に暫定統一政府が樹立されました。しかし、7月8日、南スーダンの首都ジュバで両派の軍による戦闘が勃発しました。7月11日の夜に両派が停戦宣言を出して収束しましたが、この戦闘による死者は少なくとも300名、約4万人が避難する事態となりました。またその後、ジュバよりも南方、ウガンダ国境にかけての地域に戦闘が拡散し、武装グループによる活動が活発化しています。

避難所では食料が足りず野生の豆なども食べている避難所では食料が足りず野生の豆なども食べている

JVCでは戦闘が発生して以降、国外から情報収集などを行ってきましたが、首都ジュバの情勢が一定程度落ち着いたことから、スーダン事務所現地代表今井高樹を現地に派遣して聞き取り調査を行い、この戦闘により被災した人々への支援を行うことを決めました

第三次支援:2017年4月

昨年9月と11月に実施した緊急支援に続き、今年3月に再び現地にスタッフを派遣して、支援活動を行いました。

昨年7月の首都ジュバでの戦闘以降、争いは各地に広がっています。ウガンダやコンゴ民主共和国との国境に近い中央エクアトリア州イエイ周辺では民族間の戦闘が激化。多くの人々が避難し、国境を越えて難民となったり、ジュバに逃れたりしています。また、物価の高騰や食料不足から、ジュバの人々の生活も厳しい状況が続いています。避難所でも、食料支援が数ヶ月にわたって行われないなど、支援が滞っています。

JVCは再びカリタス・ジュバと協働して、以下の支援を行いました。

イエイから逃れてきたヌバ難民への食料支援

【実施日】2017年4月1日
【対象者】74家族(592人)
【支援内容】ソルガム 2,500kg(1家族あたり約34kg)、食用油 200リットル(1家族あたり約2.7リットル)

JVCが支援した食用油を持ち帰る人びとJVCが支援した食用油を持ち帰る人びと
支援物資をうけとった人びと支援物資をうけとった人びと

【状況】
南スーダンのヌバ難民は、スーダンの南コルドファン州ヌバ山地出身の人々で、南スーダンの各地で難民として生活しています。治安が悪化しているイエイでは、ヌバ難民が襲撃される事件が起きています。昨年10月頃、イエイ周辺などに住んでいたヌバ難民をターゲットにした襲撃・殺人・誘拐事件が頻発。理由は、「ヌバはディンカに加勢して地元の住民を殺戮したから」、つまり地元の武装グループからの報復です。難民の中には、身の安全のためイエイからウガンダに逃れて難民となったものの、キャンプ内でもヌバ難民を襲う事件が起きたため、キャンプからも避難を余儀なくされジュバにたどりついた人たちもいます。ジュバでは生活の基盤もなく、難民登録証を持っていても支援もないため、親戚でジュバに居住しているヌバなどを頼って生活しています。このようにしてジュバに逃れたヌバ難民は数百人とみられます。

実際に避難家族を尋ねて話を聞くと、ほとんどの人が家族や親戚をイエイの襲撃で亡くしていました。ジュバに逃れる途中でトラックを襲われて怪我を負い、命からがら逃げてきた人もいました。多くのヌバ難民は、皿洗いなど日雇いの仕事で得たお金や、余り物を分けてもらうなどして何とか食料を得ていますが、仕事がなければ、食事を食べずに過ごしているといいます。学費も払えないため子どもたちは学校にも通えていない状況ですが、最も切実な食料不足に対応し、食料支援を行いました。

マンガデン国内避難民キャンプでの食料支援

【実施日】2017年4月10日
【支援対象者】避難民約1,500世帯(約7,000人)
【内容】メイズ(トウモロコシ粒)13,000kg(1世帯あたり9kg)

運び込まれるトウモロコシ運び込まれるトウモロコシ

【状況】
マンガテンは、ジュバ市内の西北に位置するムヌキ地区の、さらに北側に広がる比較的新しい住宅地です。ここはジュバ最大のヌエル人コミュニティのひとつだったため、2013年12月の内戦勃発時には、ディンカ人を中心とする武装集団から最初に標的にされ激しい攻撃を受けた地区です。その後、この地区には戦闘が激しかったユニティ州、アッパーナイル州、ジョングレイ州など南スーダン各地から避難民が流入したため、201年にマンガデン国内避難民キャプが設立されました。

避難民に話を聞くと、設立時には多少の支援はあったものの、その後支援は途切れ、悪化する経済状況により、人々の生活はより苦しくなっています。7家族が同居するテントを訪れると「5日間ほとんど何も食べていない」と母親が訴えてきました。別のテントで「昨日は何を食べましたか?」と尋ねると、「昨日は何も食べていない」。

飢えをしのぐため、母親たちは3時間歩いて採集してきた野草を鍋で煮込んでいました。子どもたちは町を歩きまわって廃材の切れ端を集め、1束10南スーダポンド(約7円)で市場に売りに行きます。物価の高騰により、10束以上を売っても食料のトウモロコシ粉がカップ1杯しか買えません。

JVCは、食料支援としてメイズ(トウモロコシ粒)の配布を実施しました。

第二次支援:2016年11~12月

JVCが支援した医薬品などJVCが支援した医薬品など

9月に実施した緊急支援に続き、11月に再び現地にスーダン事業現地代表の今井をジュバに派遣しました。7月の戦闘による避難民を受け入れているジュバ東部のグンボ地区では、人口が急増する一方、本来保健省が提供するはずの医薬品等の提供が国家の財政破綻により止まっています。また、村々が焼き討ちにあったロボノク郡では、8月の避難生活開始後に国際機関などの支援を受け取ったものの、10月以降は支援が途絶えていました。

こうした状況に対応し、地元行政等とも協議のうえ、協力団体の「カリタス・ジュバ」と協働して、以下の支援を行いました。

ジュバ・グンボ地区の避難民への支援

【実施日】2016年11月28日
【内容】ガーゼ、マラリア治療薬、抗生剤等50種類

ロボノク郡の被災民への食料支援

【実施日】2016年12月12日
【支援対象者】焼き討ちにあった村に帰還した住民約140世帯(約1,000人)
【内容】1ヶ月分の食料(1世帯あたりトウモロコシ粉50kg、食用油約4リットル)

第二次支援について、詳しい報告は2016年南スーダン首都ジュバ緊急支援報告(2016年11月)ページをご覧ください。

第一次支援:2016年9月

各自持参した空容器に、食用油を小分けする各自持参した空容器に、食用油を小分けする

JVCは、ジュバの情勢が一定程度落ち着いたことを受け、9月前半にスーダン事務所現地代表の今井高樹を現地に派遣しました。そして、最も必要とされていた食料を支援しました。

ジュバ・ラジャフ地区の避難民への支援

【実施日】2016年9月10日
【支援者数】5世帯(22名)
【内容】
・食料1ヶ月分:(1世帯当り)トウモロコシ粉50kg、食用油5リットル、豆10kg、塩1kg
・生活物資:(5世帯合計)蚊帳2帳、石鹸1カートン、防水シート2枚、衣類(子ども用、女性用)上下合わせ68枚(22人分)

ジュバ・グンボ地区の避難民への支援

【実施日】2016年9月14~15日
【支援者数】281世帯(約1,400名)
【内容】食料半月分:(1世帯4~5人当り)トウモロコシ粉25kg、食用油2リットル

第一次支援について、詳しい報告は2016年南スーダン首都ジュバ緊急支援報告(2016年9月)ページをご覧ください。

メディア掲載・イベント・講演など

これらの支援に関連して、支援を担当しました今井は数多くのメディアに掲載・出演させていただきました。それらは、下記ページで取りまとめています。

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