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パレスチナ緊急レポート 第25弾

パレスチナ 佐藤 真紀
2002年5月24日 更新

ラニーンの夢

赤新月社のメンタル・ヘルスセンターの所長、エリア・アワードさんを訪ねた。「自爆テロを非難することよりも、まずこの情況におかれている人たちの精神状況を理解してもらいたい。」イスラエルの激しい攻撃に、赤新月社の活動もままならなくなっている。救急隊員ですら、精神がおかしくなり、口論などが頻繁に見られるようになったという。メンタルヘルスセンターからカウンセラーを派遣して救急車に同乗させることもある。1月、女性で始めて自爆テロを行ったワファ・イドリスは赤新月社の救急隊員だった。「そういったことが2度と起らないようにスタッフの心のケアも大切だ」と語る。しかし、占領が続く限り、パレスチナ人の心の健康はきわめて難しいとこぼす。

会見中もひっきりなしに無線電話が鳴る。カウンセリングの仕方などの緊急相談である。「大人が危機に面したときにどう振舞えるかは重要だ。大人たちが落ち着きを失って、集中できない。戦争という恐怖とそういった家庭環境の変化が子どもたちに影響している。カウンセリングは大人たちにも必要だ。」

新聞広告を見せる。ラニーンちゃんが描いた絵は、すこぶる評判がいい。アワードさんは「すばらしい」を連発する。

アワッドさんと今後の「心のケア」プロジェクトの打ち合わせをするところアワッドさんと今後の「心のケア」プロジェクトの打ち合わせをするところ

図書館へ行く。スタッフに頼んでラニーンを呼んで来て貰う。彼女は僕が2000年の最初にベイトジブリン難民キャンプで出会った最初の子どもだったので印象がつよい。しばらくみないうちに随分大人っぽくなっていた。ハーレツ紙を見せると大喜び。一年以上経っても、医者になりたいという意思は変わらない。20年後彼女が医者になっているのを見るのが楽しみだ。しかし今のような情況が続くと、子どもたちが健全に成長するのはきわめて難しい。

ラニーンちゃんと新聞広告。こういったことが子どもたちに自信と希望を与える。ラニーンちゃんと新聞広告。こういったことが子どもたちに自信と希望を与える。

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