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イラク難民女性のための「性と生殖の健康ワークショップ」

パレスチナ事業担当 看護師 吉野 都 吉野 都
2003年7月 2日 更新

イラク戦争後もなかなか落ち着かないアンマンのイラク難民の女性たち。先行きの見えない不安も手伝って彼女たちの性と生殖の健康が心配されます。そこでJVCのパートナーであるカリタス・ヨルダンは、イラク難民女性のための「性と生殖の健康ワークショップ」 を、5月10日と12日の2日間にわたって開催しました。

そのワークショップでは、17人のイラク難民女性が参加し、大変好評でした。そこで、第2回目を7月1日に開催することになりました。前回の反省として、託児室を準備することが出来なかったために、幼い子どものいる女性は参加できないという意見も多かったようです。そこで、次回開催されるワークショップでは、JVCが託児室のための資金をサポートし、子どもがいて忙しいお母さんにも、自らの健康について省みる機会を持ってもらおうということになりました。

今回のワークショップでは、女性たちが自身の体を守ることは、基本的な権利である、という概念を簡単に紹介し、女性の生殖器官の説明、妊婦検診、産後検診、 性感染症、家族計画などについてのセッションがありました。

アンマンのイスティカール病院の看護部長ブシュラ氏が、参加者を巻き込みながら、話をすすめていきます。家族計画の一部である避妊の話をすると、「IUDを入れていたけど、妊娠したわ」といった実体験に基づいた話が参加者から出たり、「イスラムは避妊手術に対して、どういった教えをしているか」といった意見交換もでたりしました。

>お産の話になると、「湾岸戦争のとき、病院にいけなくて、しかも電気がなくて、親戚は自宅のガスランプの中で子どもを産んだ」、「今回の戦争でもそういったことはおこっているわ」といった話なども出ました。戦争というものは、女性が安全にお産を行なうこと、そんな当たり前の権利を簡単にも奪ってしまうことを、参加者たちは話をしていました。

参加者のひとり、バクダッド出身のマリアは16歳の娘を連れてきていました。5年間アンマンで生活をしているが、こういった話を聞くのは初めてで、非常に興味深いと話してくれました。娘たちにこういったことを伝えていくことは大事なことだ、と言っていました。参加者のうち2人の女性は、初めての妊娠をしています。3人の女性は結婚間近、5人の女性は、若い独身女性でした。

「難民」として暮らす生活の中で、こういった啓蒙活動に彼女たちが参加できる機会は限られています。しかし言うまでもなく、みんなが女性の健康などについて考えたり、率直な意見を交換し合ったりすることは非常に重要なことです。そんな女性たちを、JVCはできる限り支えていきたいと思います。


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