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ベンベ郡菜園研修 【学校での研修編】

南アフリカ事業担当・現地代表兼任 渡辺 直子
2010年6月10日 更新

二日目、三日目

二日目はLMCCのスタッフおよびボドウェ村のボランティアたちが教えているチヴァデ小学校、ナレディ高校を、三日目はンジャカンジャカ村のナマンジ小学校、ムペニ村のモレ
リ小学校で研修を実施しました。

ナレディ高校の畑。少しずつ野菜が育っています。ナレディ高校の畑。少しずつ野菜が育っています。

いずれの畑も今年から始めたとは思えないくらいいい状況でしたが、中には成長がでこぼこな野菜や虫食いにあっている野菜もちらほら…。研修では、先生やLMCCのスタッフ、ボランティアがトレーナーと一緒に菜園を観察しながら、菜園のいいところや今抱えている課題を出していきます。それを基にトレーナーから具体的な指導が行われました。

ひとつだけ生長が遅いキャベツも。ひとつだけ生長が遅いキャベツも。

今回指摘された「野菜でこぼこ」に対しては、マルチ(枯れ草で土を覆う)と堆肥(牛やヤギの糞)を使うことの重要性と「虫食い」に対しては混作の具体的な方法などが伝えられました。これらはすでに繰り返し学んできているはずなのですが、シンプルすぎる方法ゆえに、その重要性が忘れ去られがちです。そんな様子を感じ取ったトレーナーは一度に菜園を改善しようとせず、自分たちで違いを実感してもらうように一部の場所だけに手を入れました。

生長が遅いキャベツの畝(うね)。左側だけ牛糞を入れてマルチをします。生長が遅いキャベツの畝(うね)。左側だけ牛糞を入れてマルチをします。
しばらくたつと左右でどんな違いが出るでしょうか。楽しみです。しばらくたつと左右でどんな違いが出るでしょうか。楽しみです。

同じマルチでも村が違えば手に入る草も違い、また堆肥についても、牛糞が入手しやすいエリアとそうでないところがあります。畑の形状も全て違います。トレーナーからは「とにかくよく観察すること」が強調されました。「虫食い」といったときどの野菜のどんな場所で起きているのか、施肥をしたいときその場所で手に入るものは何なのか…。トレーナーが指導する「基本的に押さえるべきポイント」はとてもシンプルなのですが、100の畑があれば100の方法があります。そのどれもが、今自分たちが手元にもっているものを最大限に活かすことで、自分たちだけでずっと続けていくための方法であるということです。農業というのはとても繊細なものなのだと改めて実感しました。

LMCCスタッフであるジョージの畑。LMCCスタッフであるジョージの畑。

学校での研修の後は、家庭菜園を訪問しました。LMCCのいいところは、ボランティアたちを引っ張って行くスタッフたちが自分で実践をしてお手本になっているところです。今回訪問したダイレクターのリリアン、DIC担当のジョージやアナは10分ほどでこぼこ道を歩かないと水が入手できないようなところで皆緑いっぱいの畑を作っていました。こういう人たちといると「次はこういうことが一緒にできるかな」とアイディアもいろいろと沸いてきて、活動していてとても楽しいものです。

こちらはンジャカンジャカ村ナマンジ小学校の畑。3月までは何もなかったのに!こちらはンジャカンジャカ村ナマンジ小学校の畑。3月までは何もなかったのに!

学校で作られている野菜は、すでに学校に通う生徒のうち親がいない子どもたちに提供される給食に使われています。ダイレクターのリリアンは「LMCCはヘルス分野だけではなくて有機農業でもNo.1になるわよ!」と張り切っています。彼女たちが他の人たちへ菜園づくりを教えていく力を身につけ、子どもやHIV陽性者たちを持続的にサポートしていく体制が地域に広がって行く日もそう遠くないかもしれません。


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