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女性の女性による女性ための企画

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年3月23日 更新

14日のイスラエル軍によるエリコ刑務所襲撃事件の翌日はヨルダン川西岸地区・ガザ地区全域でストライキ、多くの抗議行動がありました。ベツレヘムでもデモ行進があり、2日間はイスラエル軍の駐屯地近くでの投石もありました。その後は、平静を取り戻しています。子どもたちも普通に学校に通っています。

いつものベツレヘムの市場いつものベツレヘムの市場
ベイトジブリン難民キャンプの子どもたちも元気ベイトジブリン難民キャンプの子どもたちも元気

ハンダラセンターの女性刺繍グループが計画していた研修旅行ですが、グループのリーダーはエリコの状況をバス会社、修学旅行に行った学校の関係者、エリコの団体と様々な所に連絡を取り、予定通り24日の決行することになりました。

リーダーは刺繍グループの女性たち15人に「お知らせ」の手紙を書き配りました。グループの女性とその家族の子どもと女性は参加できることにしたので、翌日には50人の定員を超えてしまいました。家族の反対で参加できない女性はいないようです。赤ちゃんから70歳のおばあさんまで参加予定です。

難民キャンプで、女性たちによる企画・主催で、女性のためのバスを借り切っての旅行は始めてのことで、大騒ぎになっています。刺繍グループの女性には経済的に困難な家庭の女性も多く、個人負担が少ないので普段はどこに行くにも後回しになりがちな娘たちを連れて行けると大喜びだそうです。「お知らせ」が配られた後、この企画は難民キャンプ中に知れ渡り、連日、刺繍グループ以外の女性やセンターの来る女の子たち方一緒に行きたいと相談が来ていて、断るのが大変なようです。

参加者からは個人の責任においての参加という宣誓書を準備し、エリコの中で先駆的な女性グループ、歴史を学ぶことができ刺繍デザインにも取り入れられている遺跡、子どもも楽しめる公園等、お金をかけずにどこへ行けるか検討・企画をしているリーダーは大忙しです。様々な問題に直面してもあきらめず、自分たちで作り上げていく過程が大切と感じさせられます。

社会・政治状況が不安定なので当日にならないと本当にエリコまで行けるかわからないことは覚悟していますが、この企画が無事に決行され実りの多いものになることをみんな願っています。


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