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南スーダン、その後どうなっているの?

人道支援/平和構築グループマネージャー(南スーダン緊急支援担当) 今井 高樹
2017年11月14日 更新

「自衛隊が撤収してから、日本では南スーダンの報道が全然なくなっちゃいましたよね。現地で紛争が解決したわけじゃないと思うんですが・・いったいどうなってるんですか?」

日本で、そう尋ねられることがあります。

テントの中には家財道具もほとんどない。「昨年7月に襲われて略奪された」というテントの中には家財道具もほとんどない。「昨年7月に襲われて略奪された」という

結局のところ南スーダンの人道危機は、自衛隊派遣という政治問題がなければ、日本ではニュースにもならないようです。しかし、現地の深刻な状況は何ら変わっていません。
自衛隊が撤退した後、南スーダンには他の国から国連平和維持活動(PKO)への増派部隊が送られています。PKO部隊が警備にあたる国内避難民保護施設では様々な暴力事件も起きており、部隊はますます危険で難しい任務に直面しています。
「自衛隊が残ればよかった」というのではありません。撤退すべきでした。しかし日本政府は、撤退を決めた際に「国際社会と手を携えて、南スーダンの平和と発展のためにできる限りの貢献をする」(3月、安倍首相記者会見)と言っていたのです。それがどうなったのでしょう?国際社会は、アフリカ連合を中心に、南スーダンの紛争解決に向けた働きかけを続けています。日本は「手を携えて」いるのか?
日本政府の動きからは、南スーダンへの関心は失われたように見えます。その一方で、憲法改正による自衛隊の「合憲化」を目指す動きなどを見ていると、南スーダンに自衛隊を派遣していたのも、「やっぱり、そういう道筋をつけるためだったのか」と思えてしまいます。

現地ではこの数か月間、敵対する政治・軍事勢力の間の和解を進め、2015年の和平合意を再び軌道に乗せるための努力が、国内でも、そしてアフリカ連合(中心はケニア、エチオピア、ウガンダなどの周辺国)によってもなされてきました。しかし具体的な成果はまだ出ていません。
「政府軍×反政府軍」の直接の戦闘行為が徐々に少なくなってきたのは確かなようです。しかし各地には武装したグループが散らばり、政治的・民族的な対立は続き、住民や車両への襲撃事件は後を絶ちません。国民の3人に1人にあたる400万人が国の内外で避難生活を送っていますが、とても故郷に戻れる状況ではないのです。

11月下旬、私はまたジュバに入ります。

マンガテン避難民キャンプの子どもたちマンガテン避難民キャンプの子どもたち

今年4月、8月に支援を行ったジュバ郊外の「マンガテン国内避難民キャンプ」で、今回は子どもたちの就学支援、そして女性たちの生計向上支援を始める予定です。
国家経済の破綻による激しいインフレは、避難民の生活を直撃しています。子どもたちを学校に通わせるには少なくとも学用品(ノート、鉛筆など)をそろえなくてはなりませんが、「食費だけで精一杯で、そこまでおカネがまわらない」のが実態です。

キャンプのリーダーたちと話す今井キャンプのリーダーたちと話す今井

現在の紛争によって子どもたちの未来が失われることのないように、子どもたちが就学するための学用品の支援を計画しています。
しかし、私たちが学用品の支給を繰り返し続けられるわけではありません。やはり、母親たちが家計収入を少しでも増やし、少しでも子どもの学用品におカネを回せるようになることが大切です。そのため、女性たちが家庭菜園や、揚げパンなどのお菓子や料理を作って市場で売って収入を得る、そのような活動を支援したいと考えています。そのため、今回の訪問では、まず女性たちと話し合いを行う予定です。

最後に、皆さんにお願いです。
こうした支援活動を実施するために資金が必要なのは言うまでもありませんが、クリックひとつで、協力していただくことができます。
私たちが申請している助成金「フェリシモ地球村の基金」の応援投票が始まっています。一次審査を通過したNGO7団体のプロジェクトの中から、一般の皆さんに応援投票をしていただき、投票数に応じて助成金額が決まる仕組みです。
締め切り間近になっています。ひとりでも多くの子どもが学校に通えるよう、皆さんの応援をお願いします!

  • 「フェリシモ 地球村の基金」みんなでプロジェクトを応援!(2017年度)
  • 応援投票サイト http://bit.ly/2AsfVP0
    投票期間:2017年11月2日(木)~2017年11月15日(水)
    投票方法:投票画面で、「No.5 南スーダン」を選択して下にスクロールして「確認画面へ」ボタンをクリック、次の画面で「送信」をクリックすると投票完了です。

    よろしくお願いします!

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