
「2025年ミャンマー地震」から一年 今も続く被災地の困難 緊急支援にぜひご協力ください

2025年3月28日の大地震から一年が経ちました。
この地震は、ミャンマー中部サガイン地域(マンダレー近郊)を震源とするマグニチュード7.7の大地震であり、同国では過去数十年で最大級の災害となりました。中部地域を中心に多数の死傷者が発生し、多くの家屋や学校、医療施設が損壊し、600万人以上の人々が支援を必要とする大規模な人道危機となりました。2021年のミャンマー軍による政変以降続く市民への弾圧などの政治的不安定や経済悪化、度重なる自然災害の影響が重なり、現地の人々に与えた影響の大きさは計り知れません。
この地震が起きるまで、JVCはビルマ/ミャンマーでの直接の支援活動は行っていませんでしたが、他のNGOと協働してビルマ/ミャンマーと日本のかかわりについての情報発信・提言活動に取り組んできました。
その中で、現地で起きた大規模災害という非常事態に対応するため、地震被害対応タスクチームを立ち上げ、ヒアリング・リサーチを進め支援物資が軍の権力強化に利用されることなく必要とする人々に確実に届くこと、現地での悪影響を及ぼさないことなどにも配慮して議論を重ね、緊急支援実施の体制を整えました。
支援が届きづらい場所や脆弱な立場にある方などに支援が届くよう現地パートナーと議論・協働しながら、これまでに下記の支援活動を実施してきました。

これまでの支援の様子
【第一弾活動報告/被災地からの声が届きました!】(2025.05.19)
【第二弾活動報告】避難生活の健康を守るために-蚊帳を届けました!(2025.07.16)
【第三弾活動報告】家や健康な暮らしを取り戻すための支援を届けました!(2025.08.18)
【第四弾活動報告】健康に生きる上で欠かせない食糧や医薬品などの物資を届けました!(2025.10.27)
【第五弾活動報告】中部の230世帯に食糧を届けました!(2025.12.18)
【第六弾活動報告】教育支援と医療品の支援を行いました!(2026.03.03)
各活動では、支援を受けた人々から「前に進む力と希望を与えてくれました。」「あなたたちは私に生きる理由を取り戻してくれました。」「今回受けた支援は、実務的な助けであると同時に、大きな励ましとなりました。」といった感謝や喜びの声が届き、着実に人々の支えとなっています。
皆さまのあたたかなご支援に、心より御礼申し上げます。
しかし、被災地では引き続き不安定な避難生活を続け生活物資を必要としている方や生計を回復できない世帯も多く、食料不足を含む生活困難が長期化しています。

地震後も不安が消えないと話す被災者の方
わたしたちは、2025年3月28日に発生したマグニチュード7.7の壊滅的な地震の後、ミャンマーの人々に寄り添い支援してくださった日本国際ボランティアセンター(JVC) と、その献身的な支援者の皆さまに心より感謝申し上げます。
緊急対応の初期段階からこの1年にわたり、JVCの支援は、最も深刻な被害を受け、かつアクセスが困難であった地域社会にまで届けられてきました。緊急食料の提供、損壊した住宅の修繕、仮設シェルターの建設、地域の子どもたちの学習支援、そして必要不可欠な医薬品や地域保健医療へのアクセス確保など、皆さまのご支援は、ほとんどすべてを失った家族に安心と保護、そして新たな希望をもたらしました。
地震から1年が経過した現在においても、被災したコミュニティのニーズは依然として非常に深刻な状態です。多くの支援主体が長期的なインフラ復旧へと重点を移しつつある一方で、脆弱な世帯の多くはいまなお日々の生活を維持することに苦しんでいます。継続する紛争、経済の悪化、雇用喪失、そして物価の高騰により、家族が自力で生活を立て直す力は大きく損なわれています。
多くの人々にとって、復興はいまだ始まってすらおらず、災害による損失の上に新たな困難が積み重なっている状況です。
このような中、JVCによる継続的な関与はこれまで以上に重要となっています。皆さまからの持続的な支援は、単なる人道支援にとどまらず、コミュニティが安定を維持し、子どもたちの健やかな生活や保健医療サービスへのアクセスを守り、、脆弱な家庭がさらなる貧困や避難状態へと追い込まれることを防ぐための「命綱」となっています。
わたしたちは、JVCおよび大切な支援者の皆さまに対し、地震の被災者に寄り添い続け、支援を継続してくださるよう、心よりお願い申し上げます。
皆さまのご支援は、現地にとどまり活動を続ける地域の支援者たちを力づけ、大規模な支援では届きにくい人々へ支援を届けることを可能にしています。継続的な連帯によって、コミュニティが単なる生存の段階から、回復、レジリエンス(回復力)、そして尊厳ある生活へと歩みを進められるよう支えることができます。
人道支援への関心が薄れつつある一方で、ニーズはいまだ切迫している今この時に、皆さまの変わらぬ思いやりが、最も脆弱な立場にある人々が取り残されない未来を支える力となります。
心からの感謝を込めて
JVCは2025年度内で活動を終了する予定でしたが、このニーズにできるだけこたえるべく、4~6月にかけて追加の活動を実施することを決めました。
追加の活動では、食料、毛布や避難生活用の資材など基本的生活物資が足りていない地域において、特に求められている物資の提供を行う予定です。
地震から一年が経過した今、国際的な関心は薄れつつありますが、被災地ではいまだ「日常」を取り戻せていない人々が数多く暮らしています。引き続きご協力いただけますと幸いです。
◆ご寄付はゆうちょ銀行へのお振込みでも受け付けております。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※通信欄に「ビルマ/ミャンマー地震支援」とご記入ください。
※手数料のご負担をお願いしております。
※ご寄付の10%は管理費に充てさせていただきます。
※万一資金が余った場合にはJVCが実施するビルマ/ミャンマーを含む調査研究・政策提言活の活動費に充てさせていただきます。
※現地の政治状況に鑑み、受益者のプライバシーと安全を守るため、人物の写真にはぼかしを入れています。
JVCのビルマ/ミャンマーに関わる活動と「ビルマ/ミャンマー」と呼ぶ理由については
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