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【ガザ】パートナー団体への心理ケア支援②―「私は生きています」

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2025年11月に実施したJVCのパートナー団体アルデルインサーン(AEI)のスタッフ・ボランティアに向けた心理ケアセッション。

【ガザ】パートナー団体への心理ケア①―ケアする人を支えるに続き、セッション当日の雰囲気や参加者の声をお伝えします。

ケアする人を支える2日間の心理セッション

よく晴れた11月の週末。
ガザ中部のヌセイラートの会場には、久しぶりに集った喜びと明るい声が響いていました。
2日間ホールを借りて行われた今回のセッションには、AEIのスタッフとボランティア、併せて70人が参加しました。

2023年10月以降、想像を絶する状況の中で、JVCと共に活動を続けてくれた彼女たち。
その心理的負担は計り知れません。
少しでも心身の重荷をおろせる時間を作るため、ガザの専門家に協力を依頼し、社会心理的エクササイズとレクリエーションを組み合わせたプログラムを準備しました。

セッションでは、

・心の負担を軽くするためのワーク
・家庭や活動で役立つストレス対処の方法
・仲間同士のコミュニケーションを深めるアクティビティ

などを受けてもらいました。

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会場に来てくれた心理ケア専門家たち

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セッションに参加したAEIスタッフ・ボランティアたち

参加者が教えてくれたこのセッションの大切さ

セッションにはJVCガザスタッフも参加し、会場の様子を伝えてくれました。

”すべてのアクティビティが大成功で、参加者全員がとても楽しんでいました。
トレーナーの指導も素晴らしく、屋内だけでなく屋外でのアクティビティにも最適な環境でした。
また、ランチの時には参加者同士がゆっくり話すことができました。その中で興味深い話をたくさん聞きました。”

参加者の言葉には、この2年間の壮絶な生活と今日という日の貴重さが滲んでいました。

AEI職員・サハルさん

「この日が本当に必要でした。
私には高齢の母がいるので、攻撃が続く中でも、避難することができませんでした。どうしても避難できなかったんです。戦車が家の玄関まで迫ってきて、彼らのスマートデバイスに見つからないように、私たちは何日も地面に伏せて過ごしました。
JVCに心から感謝しています。」

ボランティアのガザーラさん(夫を亡くした方)

「夫が死んだのは私のせいと義母から責められていました。
義母はいつも『あなたが食料を買いに行かせたせいで息子は死んだ』と言っていました。
私は(夫が亡くなってから)1年間、精神的に非常に辛い状態でした。
でも、今日は気分が良くなりました。仲間と再会して一緒に楽しい時間を過ごせました。本当に感謝しています。」
昨年、活動で会った時と比べると、彼女の表情はすっかり明るくなっていました。

ボランティア・ハナーさん(乳がんを患っていた方)

「私たちのことを覚えていてくれてありがとうございます。
私はがんを克服し、今も生きています。今も元気です。
素晴らしい再会に心から感謝しています。」

”イベントの進行や運営もスムーズに行われ、当初の目的をしっかりと達成することができました。
参加者からは「JVCに私たちのことを忘れないでほしい」「本当にありがとう」といった言葉が何度も聞かれ、私も心があたたまる機会になりました。とても素晴らしい取り組みでした。”

JVCだからできること

2023年10月以降、ガザでは激しい攻撃が続き、人びとは飢餓の危機にも直面しました。そして「停戦」となった今も状況は変わっていません。

その中で、支援を必要とする人びとに心から寄り添い、声を聞きながら活動を続けているのはガザの人びと自身です。
支援を届ける人たちのケアは見落とされがちですが、JVCの活動に欠かせないものです。

JVCは、現地の人びとの声を大切にしています。そして、その時に最も必要な支援を現地パートナーとともに考え、迅速に届けられるよう努めています。

今回のセッションは、わずか2日間という限られたものでした。
それでも、参加したAEIスタッフ・ボランティアの皆さんの笑顔や、「ありがとう」という言葉が、この活動の大切さを教えてくれています。

本来であれば、心理のケアは継続的に実施していくことが望ましいものです。
しかし、資金調達の状況から、次回の目処はたっていません。

JVCは素晴らしいパートナーとともに、ガザ支援を続けています。
引き続きJVCと現地パートナーを応援してください。

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