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JVCの取り組み

代表理事 谷山博史のメッセージ

JVC代表理事 谷山 博史
2016年9月 5日 更新

(2015年度年次報告書より転載)

希望と絶望の乖離を埋めるために

JVC代表理事 谷山博史

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今、世界は危機と希望が複雑に交錯し、誰も先を見通せない混沌とした状況にあります。昨年から今年にかけてフランスとベルギーで起こった同時多発襲撃事件は世界を震撼させました。先進国の市民生活の内部でも、異なる価値観による亀裂が生まれていることを示しました。犯人がシリアからの難民にまぎれていたと取りざたされているように、こうした事件は、中東やアフリカでの紛争や対「テロ」戦争との関係を抜きには語れません。「テロ」対策の名のもとに先進各国での治安対策が強化され、市民社会の中にもイスラム教徒を筆頭とする「異分子」に対する恐怖と排除が進んでいます。日本で起きている在日朝鮮韓国人に対するヘイトの動きも例外ではありません。

「テロ」の背景として世界規模での資源争奪と気候変動の影響が深刻化していることを見る必要があります。土地や水、森林、石油などの資源の枯渇を見越して、各国は資源争奪の争奪戦を加速させています。中国をはじめ中進国がこの競争に加わっていることが、世界秩序の変動そして先進国の武力による権益確保の動きを誘導しています。モザンビークなどアフリカ各地での土地収奪はその現れだといえます。

一方で昨年9月の国連総会で採択された持続的な開発目標、SDGs はこうした世界的な危機に対して希望を提示する試みと言えます。貧困や飢餓だけに着目するのではなく、格差や不公正を世界からなくす、生産と消費のあり方を見直す、など先進国自身の課題も示す画期的な内容をもった国際公約になっているからです。現状を見ると、この宣言の目指す世界と現実とのギャップは否めませんが、JVC が各国で積み上げている成果をこの国際公約に照らして意味付け、国や国際社会の政策面での担保を取り付けることには意義があります。

JVC は今年、世界的な危機に対応するために8つの中期目標を設定しました。地域開発、人道支援/ 平和構築、アドボカシーとネットワーク、国内の災害支援と組織強化のそれぞれの分野での5年間の達成目標です。紛争や格差、資源収奪、国内災害に対応できる堅実な活動を、目標達成に向けて積み上げていきたいと思います。

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