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停戦後ガザ入りして3日目の今日は、JVCのガザ事業「子どもの栄養失調予防事業」の事業地の一つ、ガザ市トゥッファーハを見てきました。普段この地域で活動するボランティアさんのヘクマッドとマハ、AEI地域保健員のハイファも一緒でした。昨日の記事に引き続き、今日見聞きしたことをお伝えしたいと思います。

昨日25日(日)、停戦後初めてガザ地区に入りました。JVCのプロジェクトを一緒に行っている現地パートナーNGOのAEI(人間の大地)スタッフと、この停戦をいち早く対面して祝いたかったし、また事業地への被害をいち早く調査して、何が必要か、JVCとして何ができるのかをいち早く見極めるのは大切だと思いました。また、人々に会って悲しみや喜びを共有することは、ガザで事業を担当する者として当然だ、と思いました。

この戦闘が続いていた間毎日電話していたアマルを含めたAEIスタッフと会って無事を祝い、またガザ市内で破壊された自治政府の建物、銀行、メディアのビルなどを見て回りました。全体として破壊されたビルの数は少ない印象ですが、一つ一つのビルに大切な物、思い出、また大切な人がいたことを思うと、その現実が重く肩にのりかかりました。

そして、26日の今日は、JVCのガザ事業:「子どもの栄養失調予防事業」の事業地の一つ、ゼイトゥーンを見てきました。この便りでは、私が見聞きしたものを一つ一つお伝えしようと思います。

パレスチナのネット新聞「シャーシャ・ニュース」が、JVCとパレスチナ医療救援協会(PMRS/MRS)が東エルサレムにて実施中の学校・地域保健事業について報道しました。

本事業はすでにパレスチナ・ニュースの11月5日付記事ディンヤ・アル・ワタン紙の11月13日付記事で紹介されており、それに続く3つ目の地元での報道となります。

シャーシャ・ニュースに東エルサレム事業の記事が掲載されたのは11月13日でしたが、その後のガザ・イスラエル情勢の悪化に伴い、本記事のご紹介が遅くなりました。

JVCをはじめとした38団体は、11月19日、ガザ・イスラエル情勢の悪化を受けて共同声明を発表しました(プレスリリースはこちら)。パレスチナの主要紙など各国メディアが、この声明について報じています。各紙の記事は、以下のリンクからご覧いただけます。

http://www.irishexaminer.com/breakingnews/world/charities-call-for-gaza-ceasefire-574730.html
[Irish Examiner 2012/11/19 Ireland]

http://www.asianimage.co.uk/news/world/10056343.Leading_aid_agencies_warn_of_disaster_in_Gaza
[Asian Image 2012/11/19 U.K.]

http://www.trust.org/alertnet/news/38-aid-agencies-warn-of-humanitarian-disaster-in-gaza-if-military-confrontation-is-not-stopped
[Alert Net 2012/11/19 Trust.org]

現地時間の20日17時、ガザ地区にいるアマルに電話すると、「今夜21時にハマースとイスラエルが和解するって」という嬉しそうな声が電話の向こうのから聞こえてきました。「いよいよ和解するの!」と私もうれしくなって、この争いが終わったら何をしようか?と言う話で盛り上がります。「アイスクリームを食べに行く、アマルの家族と一緒に停戦祝いのパーティーを開く、そして何より、被害を受けたJVCの事業地の人々に会いに行って、子どもたちに必要なものをちゃんと届けるために一緒に働く」。アマルとそんな話をしていると、彼女の後ろで響く攻撃の音も、すぐに消えてくれるのではないかと思いました。

先日9日から続いているガザ地区への攻撃について、18日現在までにパレスチナ側に65人の死者(19日現地午前中の情報では80人)、イスラエル側に3人の死者が出ています。これを受けて、イスラエル軍がガザへの地上侵攻のために召集している兵士は、18日現在16,000人で、これまでのところそのうち数千人が既にガザ周辺に集結しており、ここ数日でガザへの本格的な軍事侵攻が始まることが懸念されています。

また、大変悲しいお知らせですが、現地パートナーNGOの人間の大地(AEI)スタッフ、アマルから、JVCが2012年度に支援しているガザ地区北部のガザ市シャジャイヤにおいて、子どもの栄養失調予防事業にボランティアとして参加している女性の息子さんが攻撃によって亡くなったという知らせが届きました。そのボランティアのお母さんは非常にショックを受けていて、アマルからの電話にも出てくれないそうです。そしてその説明をしているアマル自身もまた、ベイト・ハヌーンというガザ地区北部のイスラエルとの境界線から非常に近いところに住んでおり、「空爆の中買い物にも行けず、食料が底を尽きかけている」、「子どもたちだけでも無事に生き残ってほしい」と私に伝えています。

先日9日から続いているガザ地区への攻撃について、現在までにパレスチナ側に38人の死者(地元メディアによると、18日付では更に10人以上の死者の報告があります)、イスラエル側に3人の死者が出ています。15日(木)にはガザからイスラエルの文化・経済の都市テルアビブへのロケット攻撃があり、また16日(金)にはエルサレムから20キロ離れたグッシュ・エツィヨンへのロケット攻撃がありました。これを受けて、地元ニュースによると、イスラエル軍が7,5000人(18日現在では16,000人)の軍人をガザ侵攻に向けて招集、またガザを取り囲むように戦車の配置が進んでおり、ガザへの地上軍事侵攻が懸念されています。

11月9日から続いているイスラエルからのガザ地区への攻撃は、16日現在も続いています。本日、JVCが東エルサレム事業を共に行っているパートナーNGOのパレスチナ医療救援協会(PMRS)から、下記のような声明が発表されました。これまでも、ガザは封鎖されて医療物資の搬入がままならず、ガザの医療システムは機能不全になっています。ガザでは、現在多くの一般市民が負傷し、更に医療物資が不足することが予想されています。これらの情報も見ながら、JVCでは今後の動きを検討しています。ガザではこういった医療物資の不足はすでに恒常的に存在し、そのためJVCは子どもの栄養失調予防事業を行ってきています。

関連情報:PMRSホームページ http://www.pmrs.ps/

11月9日夕方から悪化しているガザの状況について、15日現在までに得られている情報をお伝えしたいと思います。9日にパレスチナ人武装勢力がイスラエル兵の乗ったジープに攻撃を行い、4人のイスラエル人が負傷したことをきっかけに、15日までにパレスチナ側からイスラエル境界線付近に発射されたロケットは130発を超え、またイスラエルから報復の意味で行われたガザへの空爆も、200発を超えています。

これまでにパレスチナ人18人が死亡、100人近くが負傷し、またイスラエル側にも3人の死者が出ています。ガザの人々が殺されるのは、いつの間にか日常と化してしまった中でも、2008年ガザ攻撃以降最悪の状況に、JVCスタッフの間にも緊張と心配が渦巻いています。

JVCとパレスチナ医療救援協会(PMRS/MRS)は、東エルサレムでの学校・地域保健事業の一環として、11月11日にワディ・ジョーズ地区の学校でメディカル・デーを開催しました。その様子が、2003年から刊行されているパレスチナのネット新聞「ディンヤ・アル・ワタン(祖国の世界)」に掲載されました。以下、この記事の和訳をお届けします。

*原文のアラビア語記事はこちら

*アラビア語記事のPDFはこちら

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