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研修生との日々・格闘編

車両整備専門家 坂本 健
2008年2月14日 更新

私達JVCが支援している自動車整備工場では、現在15名の帰還した難民で構成される研修生を受け入れています。うち10名が昨2007年の6月に新規にやってきた研修生達で、当然以前から居る研修生と一緒に学科授業をするわけにもいかず、別々に授業をやっており、カリキュラムの進行や人数が不釣合いといった問題を抱えていました。

昨年の7月に私がジュバにやってきて主に新規(ジュニアと呼んでいました)の研修生達の授業を担当していたのですが、これがまた知識レベルが見事にバラバラで当初随分悩まされました。ひとつの事を教えるとある子は「そんな事常識だよ」と言わんばかりに退屈な風に聞いている一方で別の子は「いったい何なんだそれは???」といった感じでポカーンと口を開けている有様・・・。

手製の図解で講義を行う坂本 手製の図解で講義を行う坂本

彼ら、彼女ら個々のここに来るまでに受けてきた教育レベルがバラバラなのでしょうがない・・・とはいえ真面目にここに通いに来る子達を見捨てるわけにはいきません。
分かる子にはより専門的な事を話したり、例えばブレーキの話をした後に「さっきブレーキに別の装置が付いているのを見たのだけとあれは何?」と質問してくる子にはその車両に一緒に行き実際に見ながらより細かく話すといったことをしたりします。こちらが驚かさせる程高度な事を聞いてくる研修生もいますね。

実際の車輌で各部の機能を示す井谷 実際の車輌で各部の機能を示す井谷

理解の遅れがちな研修生には別に時間を取って個別に教えたり随分試行錯誤もしましたが、何とか昨年末に以前から居る研修生達に授業が追いつき、個々の能力を考慮して人数も戦力も半々になるようにクラスを組みなおして、片方のクラスが授業を受けている間にもう片方のクラスが実際に実習や整備作業に従事するという体制がスタートしています。

とはいえ前述のレベルの差はなかなか簡単には埋まりません。解決するには、基本的な事ですが、授業では生徒、ここでは研修生達にも話をさせる事が大切だと考えています。そうすれば、どこまで理解したのか、なにに関心があるのか分かりますし私も張り合いが出てきて楽しいですからね。
常々私が言っている事は「言いたい事があったらきちんと言ってくれ!わからないなら『わからん!!』と言えばいい!」ということ、時々こちらも困らされますが黙っていられるよりはいいかなと・・・・・。さて。

ある日の授業にて:
坂本「・・・と、こうやってクラッチが動くわけなんだけどわかりましたか〜?」
研修生「わかりません!」
坂本「OK〜どこがわからないんだい?」
研修生「お前の説明がさっぱりわからん!!」

また別の日
坂本「・・・・・以上がパーキングブレーキ装置の概要です。何か質問は?」
研修生「はらへった!!!」
坂本「適度な空腹は勉強にはいいんだ!もうちょっとで昼飯だから頑張れ!!」
研修生「そんなぁぁ〜」

彼ら、彼女らを一人前のメカニックにする道のりはまだまだ続きそうですが、頑張りますよ!
全員が立派に巣立つ日が楽しみです。


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