【スーダン】戦闘勃発から一年

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戦闘勃発から一年。スーダンの状況は悪化しています

2024年4月15日、スーダンは戦闘勃発から丸一年を迎えようとしています。

世界最大の避難民・難民危機が叫ばれ、国民の3人に1人が深刻な食料不足に直面する中、国連は、2024年のスーダン支援に必要な金額のうち、わずか4%しか集まっていない苦しい状況を発表しています。

同様にJVCスーダン事業も厳しい資金状況に置かれており、現地から届く人びとの惨状を前に、何とかこの「一年」のタイミングでスーダンの現状に関心を寄せる人を増やしたいと、この特設ページの公開を決めました。

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ISSUES

「ずっと食料が不足しています」

JVCの活動地・カドグリに住む女性に話を聞きました。

「戦争後、食料が高騰しています。主食のソルガムのほか、玉ねぎの値段なんて、以前の7倍になりました。収入源として、以前は木を拾って木炭にして売っていましたが、治安が悪化し拾いに行けなくなりました。子どもたちが、市場で靴磨きなどをして支えてくれていますが、暮らしは本当に厳しいです」

収入が減る中、食料が7倍の値段となるような状況。戦争の影響を大きく受けるのは、いつも私たちと同じ一般市民です。

「砲撃や銃撃に、とても怖い思いをしています」

JVCが運営する補習校に通う14歳のアワーティフさんはこう言います。

「住んでいたカドグリで発生した戦闘によって、私たちは緊急避難せざるを得ませんでした。戦争前は叔父が送金して暮らしをサポートしてくれていたのですが、今はそれもなくなりました。砲撃や銃撃に、とても怖い思いをしています。どこに砲撃がくるか分からないんです」

10代の大切な時期を、砲撃や銃撃の音とともに過ごす少年少女が、数えきれないほど存在しています。

子どもたちが抱える心の不安

一見、カラフルで可愛らしいこの絵は、事業地に暮らす子どもが描いたものです。

銃を構える人間や爆弾、旗を掲げた車の絵。

紛争地で暮らす子どもたちの中には、このような絵を描く子どもが少なくありません。小さな胸に抱える、戦争に対する不安や恐怖が表現されているようにみえます。

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JVC’s ACTION

JVCは事業地で急激に悪化する情勢の中、

現地で3つの活動を続けています。

①補習校を継続する

今回の戦闘の影響で半年ほど、子どもたちの学びをサポートする補習校の活動を停止せざるを得ませんでした。

しかしながら、このような不安定な状況下でこそ「子どもたちを守る場」としても学校の存在は重要です。

JVCは補習校を再開し子どもたちの受け入れを続けるほか、文房具や備品の支援を続けています。

紛争下でも、子どもたちの「学びたい」という気持ちが消えることはありません。中には「勉強して医者になる。今、自分の住んでいる場所にはお医者さんがいないから」と話す子もいます。

②心理サポート

砲撃や空爆の音を日常的に耳にしてしまう環境を受け、補習校では通常の学習だけではなく、情操教育や安心して過ごせる場づくりに注力し、スポーツ、歌、ダンス、劇などの時間を確保するほか、ソーシャルワーカーによる心理サポートの時間を設けています。

写真はサッカーの時間。紛争下では、「子どもが安心して子どもらしく過ごせる時間」をつくることが重要です。

③給食(軽食)支援

スーダンでは食料の不足、高騰が続いています。JVCが運営する補習校では、学習面だけでなく、少しでも子どもたちのエネルギー補給の場にもなれればと、デーツ(なつめやし)やビスケットなどの給食支援を実施しています。

*大幅な資金不足により一時的にこの支援を削るしかありませんでしたが、不安定な状況ながら、近日中に再開できる目途が立ちはじめました。

駐在員からのメッセージ

2018年からスーダンに駐在する今中航は、情勢の急激な悪化を受け、5月にやむなく緊急退避をしましたが、7月にはスーダン北部のポートスーダンに戻り、以降、遠隔で補習校などのオペレーションを続けています。

今中は言います。

『勉強が得意な子もいれば、絵、スポーツ、ダンス、歌が好きな子もいます。JVCの補習校に来るきっかけは何でも構いませんが、そこで「子どもが教育を受ける・保護されるという当たり前の権利」を、ただ守りたいんです』

動画は昨年、スーダンの現状について今中が伝えたいことを収録したものです。ぜひご覧ください。

あなたのご寄付でできること

  • 6,000円のご寄付で

    子どものケアを担うソーシャルワーカー1名の1か月分の給与になります。
  • 10,000円のご寄付で

    補習校に通う子どもたち約17人に、1か月間、給食(軽食)を提供できます。
  • 15,000円のご寄付で

    補習校に通う子どもたち約30人分の学用品を支援することができます。

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活動地からの声

  • ゾハル・タゲールさん(補習校生徒の母親)

    決まった収入源も仕事もないため、経済状況が厳しく、自宅に食べ物がないこともあります。JVCの補習校では、子どもたちは給食としてデーツやビスケットを食べることができます。一日の食事がそれだけになることもある状況のため、本当に助かっています。ご支援ありがとうございます。

  • サマーフ・ハンマードさん(補習校卒業生)

    一時は経済的な理由で学校に通うのを断念したので、無料で通えるJVCの補習校の存在を知った時は本当に嬉しかったです。毎朝7時に起きて午前中は家事をしてから、午後は補習校に行って、家に帰ってからも勉強を続けました。

    (教員の声:当初の彼女は無口で家の事情もあり困難が多かったが、勉強のほか、ソーシャルワーカーのカウンセリングで大きな変化を遂げ、卒業試験で1位をとるまでになりました)


MESSAGE

学ぶことは生きること

学ぶことは生きること。学びの場を奪われることは、生きる機会をはく奪されるのと同然です。十数年にわたって、戦争が絶えないスーダン南部で補習校や児童保護の支援を地道に続けるJVCのような活動は、並大抵の努力ではありません。

スーダン全土が混乱に見舞われている今こそ、子どもたちに明るい未来の希望を与えてほしい。みなさん、JVCのスーダンでの活動に対して心温まるご支援をお願いします。

スーダン障害者教育支援の会
モハメド・オマル・アブディンさん

JVCスーダン事業副代表
モナ・ハッサン

教育は、待てません

教育は持続可能な平和を育む鍵であるにも関わらず、スーダンではこのままいくと不就学児が1,900万人にものぼり、世界最悪の教育危機に陥るといわれています。子どもたちが学校に行けない期間が長ければ長いほど、学校に戻れる可能性は低くなっていきます。教育を待つことはできないのです。

昨年4月からの記憶を消し去りたい程に苦しい状況が続いていますが、様々な破壊と家族の離散を引き起こしたこの戦争がこの4月で終わりを告げ、新しいスーダンの復興が始まることを願っています。

どうかスーダン事業を応援してください。

皆さまからのご支援で、
紛争下のスーダンで生きる人びとを支えてください。

スーダン事業を応援してください。

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