REPORT

日本 東日本大震災

終了事業:ボランティアセンターの運営

2018年度末をもって、東日本大震災関連の活動はすべて終了しております。多大なご支援をいただきましてありがとうございました。

気仙沼市災害ボランティアセンターの運営支援

3月28日(月)、気仙沼市社会福祉協議会のもとに気仙沼市災害ボランティアセンターが立ち上がりました。JVCはシャンティ国際ボランティア会(SVA)とともにこのセンターの運営を側面支援し、地元の方たちが主体となった復興を支えました。

この活動にあたり、国内外での緊急支援の経験を持つ以下のスタッフを派遣しています。
下田 寛典(緊急支援担当)
佐伯 美苗(スーダン事業担当)

期間:2011/3/30~2011/7/26

活動内容

  • 被災者のニーズ調査
  • ボランティアの受入窓口業務
  • 支援ニーズとボランティアの調整等のサポート

岩沼市災害ボランティアセンターの運営支援

JVCは宮城県岩沼市災害ボランティアセンター(以下災害VC)への人員派遣による機能強化支援を行いました。

期間:2011/5/19~2011/6/30

岩沼市の概況

宮城県岩沼市名取市の東南に位置し、山すそから海岸への穏やかな平野には田畑が広がり、農家の多くはいちごや花卉の生産に携わっておられます。新興住宅地も多く、仙台などに通勤通学される住民も多いそうです(震災前の人口は約4万4千人。死者159名、行方不明者13人)。

岩沼では発災当初、孤立した「南浜病院」で救助を待つ人々と、仙台国際空港(敷地の3分の2が岩沼市域)の被害状況が大きく取り上げられましたが、死傷者数が他に比べて少なく、被害の大半が農地であったためか、報道で大きく取り扱われることのない被災地のひとつでした。

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(農地をはじめ大きな被害を受けた沿岸部)

岩沼市災害VC

そのため、外部団体からの支援は少なかったのですが、岩沼にも全国からボランティアが入り、その手配をする災害VCはてんてこまいの状態でした。他方、災害VCを運営する母体となった岩沼市社会福祉協議会は、泥かきなどの復旧作業の必要な緊急期を脱し、早期に復興期に入ることを目指していました。

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(岩沼市災害ボランティアセンター、受付の様子)

JVCは応援要請を受けて状況を視察し、人員派遣を決定しました。JVCが果たすべき役割は大きく分けて二つありました。

  • 岩沼市災害VCに人員を補充し、運営体制の改善協力
  • あらたなニーズの掘り起こしへの協力と、復興への移行支援

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