
【 新型コロナウィルス関連 】 アフガニスタンでのCOVID-19対策キャンペーン! フォト・レポート
同国での感染者数は増え続けています。5月17日時点の感染者数はこちらからも確認できます。
感染拡大を防ぐことが急務ですが、特に都市部から離れた農村部などでは情報が届かず、人々の間では不安が増しており、根拠のない噂や誤った認識による混乱、精神的なストレスがある一方で、ほとんど危機感を持っていない人もまだまだいるという状況があります。
そんなアフガニスタンの、特に農村部にて、JVCは現地パートナーYVOとともに予防・啓発アクションを開始しました。第一報はこちらから。その続報はこちらから。
初動から2ヶ月ほどたった現在、この対策キャンペーンはJVCが現地パートナーとともにピース・アクションを行っている5つの郡にも広がっています。これらの村にはスタッフが自ら出向いていくのではなく、それぞれの村の青年リーダーたちが担ってくれました。ここにも、私達が活動地の村人とこれまで築いてきた関係性が生きています。たくさんの写真がスタッフに届いたので、各村でどのように予防の呼びかけがなされたのかがよく伝わってきました。これを通して村の暮らし(服装、道、建物、お店、乗り物など!)を垣間見ることができ、大変興味深いです。

(村のボランティアさんの呼びかけで、啓発セッションを実施。後ろに広がるのは美しい小麦畑)

(村の目立つところに、大判ポスターを掲示してもらいました)

(右にはモスク、左にはポンプ式の井戸。村の暮らしに欠かせません)

(そして村をまわって対策を呼びかけます。パンフレットを配っている村のボランティア青年「予防、よろしくね」)

(リキシャーの運転手にも)

(リキシャーさんにも、こんな感じで村をまわってもらいましょう)

(こちらは村のテーラー(服の仕立て屋)さん、ミシンやつむぎ糸が見えます(店内がかわいい))

(こちらもテーラーさん。やっぱり壁がおしゃれ!)

(家々をまわって、予防・対策を呼びかける。通行人に)

(バイクのお兄さんも)

(この男の子は、歩く広告塔?パンフレットをボタンでとめているようです。こんなの初めてみました)

(貼り出されたポスターを見入る村の子どもたち)

(村の商店にも)

(アフガニスタンの村のおうちは、高い土の壁が特徴的)

(家同士の壁の間の道でも配っています)

(家から出てきた姉妹兄弟たちにも)

(こちらはお菓子のスタンド。どんなお菓子を売っているかと言うと・・・)

(左のぐるぐるのもの。"Jalebi"といいます)

(この方もJalebi売り。とてもポピュラーなお菓子のようです)

(これは、村の診療所。民家を使っているとのこと。今、村人が寄付を募り、診療所に専用の建物を建設しようと腐心しているそうです。これに奔走しているのも、村のユースグループたち)

(緑の木立が並ぶ村の目抜き通りにて)

(果敢な?!宣伝です。(日本でもよく見るビラ配りのようです))

(スタッフたちも、事務所では極力離れての勤務。ドアノブなど手で触るものの消毒も行っています)

(ティータイムも、ソーシャルディスタンシング)
自分たちのリスク・マネジメントにも最新の注意を払いながら活動する、勇気ある現地パートナーYVOや、ボランティアの皆様への引き続きの応援よろしくお願い致します!
加藤 真希(アフガニスタン事業担当)
高校生の時にラテンアメリカの情熱的な雰囲気に漠然とした憧れを抱き、同時にその地域の格差や貧困の状況に関心を持つ。大学の交換留学をきっかけにメキシコに何度か長期滞在し、先住民族地域でフィールドワークを行う地域開発学や、都市部のスラム地域での支援活動を経験する。その中で直面する圧倒的な格差の存在や、子どもたちが成長するにつれ夢を持つことが制限されていく社会構造をどうしたら改善できるのか悩む。大学在学中にJVCの調査研究・政策提言インターンを経験して以来、"国際協力"と"NGO"の世界に足を踏み入れる。メキシコから帰国した2012年度から現職となり、東京をベースにアフガニスタンにいる仲間たちと日々連絡を取り合いながらイスラムの世界やアフガニスタン情勢を勉強中。