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日々のつぶやき、ジュバの様子

車両整備専門家 井谷 正吾
2006年6月30日 更新

2006年、JVCはスーダン南部で帰還難民支援の活動を始めます。
現場から、車両整備専門家の井谷の「6月日記」を紹介いたします。
日々のつぶやき、ジュバの様子、感じてください、アフリカ最大の国、スーダン。

6月1日
SCCワークショップへ挨拶 20台以上の修理待ち車両が作業スペースを埋めているのに驚く。どの車も室内外を問わず埃が積もって数年間手付かずの状態だと分かる。
ヤギが車の上に乗って遊んでいる。本当にこんなところでやれるのか不安になる。20年以上そのままの車もあると聞いてさらに驚く。

6月2日 
工場敷地内を案内してもらう コンテナがなぜこんなにたくさん?コンテナは借り物であって返すのが普通だが、返さなくてもいいらしい。山と詰まれたガス溶接の使用済みボンベ。ジュバ近郊に充填施設が無く、ボンベごとガスを買わなくてはならなかった。その状況は今も同じ。

6月3日 
持ち込んだガレージジャッキのキャスターを加工して取り付ける。コの字になった作業場から作業場へ土の上を引っ張って運ぶのでベアリングもオイルシールもすぐにダメになる可能性あり。

6月5日 
エコーエアカーゴにハルツームから送ったガレージジャッキと工具セットが届いたので受け取りに行く。使える車が無いのでピックアップの運送屋に運んでもらう。
一番広い工場にあるランドローバーを手始めに移動させる。私達にしてみればこれはもう完全に鉄くず同然。ボディとフレームを解体して外に出す。20年もそのままで持ち主はすでに内戦で亡くなっているだろうという話だが、家族が引き取りに来るかもしれないので、目の届くところへ移動。

6月6日
ランドクルーザー(通称ブルーカー)が故障。隣の車から部品を外し付け替える。ついでにサイドブレーキが効かないので、これも隣の車からワイヤーを外し使えるように給油して修理し取り付ける。ピックアップにガスボンベ6本を積んでカンパラへの輸送業者のところへ運ぶ。

6月7日
中央の草むらにある大きな鉄くずを炎天下の中、数回裏のほうに運ぶ。ここをきれいにして長期の修理待ち車両を置く予定。

6月8日
ブルーカーのクラッチ修理。部品を買うお金が無いのと手に入らないので、WD−40(スプレー浸透剤)を使う。ハルツームで買っておいて良かった。

6月9日
エンジンコンプレッサー修理。20年ぶりのオイル交換、各部点検調整。サミュエルさんのスプレーガンも使えるようにホースとチャックを取り付ける。試しにタイヤの空気を入れてみるが、入るより抜けるほうが多く使い物にならない。圧力を上げることは可能だが、ホースが破裂するのでやはりコンプレッサーは自動車整備機器用のものを買わないといけないだろう。

6月10日
ウォーター&サニタリーのランドクルーザーのピストンリング交換のためエンジン降ろし。サイモンさんはかなり手馴れている。

6月12日
浜口さんダウン。エンジン分解組み立て。
※浜口=JVC車両整備専門家

6月13日
エンジンを載せ、完成。サイモンさんがいることが心強い。
※サイモン=協働のSCCの中でも高い技術力を持つメカニック

6月14日
駐車場の整備、草むらの土の中からいくらでも鉄くずが出てくる。草を刈り、スコップで掘ってはピックアップに積んで、山のほうに捨てに行く。

6月15日
20年分のゴミ・ガラス・鉄くずが何とか片付いた。みんな炎天下のなかよく働いてくれる。ジムニー・ロッキー・ランクルのタイヤを倉庫の中から探してきて取り付ける。すべての車に取り付けるには数が足らない。

6月16日
先のランドローバーを再度移動のためまたタイヤをつけるが、ハブが外れ動かなくなり、無駄な修理をする羽目になる。ジムニー3台・ロッキー2台を外に出す。

6月17日
少し体調が悪い、風邪を引いてしまった。

6月19日
壁を補修する準備で、床の泥掃除。使える工具があるかどうか工具室・倉庫をさが。たいした物はなかった。

6月20日
トタン板・材木を買って、壁を直す。少しは見栄えがよくなった。

6月21日
UNHCR用のスペアパーツ倉庫のため、コンテナ1つを完全に空にして中の古い部品を移動する。新品だがもう使えない(車が無い)部品が大量にある。

6月22日
ラジオ局のランクルの燃料漏れ修理。ノズルを全部外し、プレッシャーテスターで良否判断を研修生たちに教える。

6月23日
カンパラへの輸送業者は当てにならなかったので結局、ビターレさんがバスにボンベを積み込み充填して溶接器具を買って戻ってきた。スプリンターの板金のため部品取り外し。
※ビターレ=SCCの板金塗装工

6月24日
ジュバの町へ、どこにどんな工具・部品があるか市場調査。やはり何も無い。
必要なものはハルツームかカンパラへ行かないとならないことを実感。

6月26日
ランクルのエンジンマウント交換。ミッションオイルルブリケーターの掃除・点検。これは何とか使えそう。

6月27日
油圧のハンドジャッキを探し出し、オイルを補充し使えるようにする。
教会のロッキーのクラッチ修理。

6月28日
ラジオ局のランクルのノズル3個とリターンパイプを交換。しかし漏れは止ま
らず。セルモーターがまた不良。スタンレーさんが何回も修理している。
※スタンレー=SCCの電装系技師

6月29日
何とかノズルからの漏れは直った。インジェクションポンプからの漏れがあるので交換が必要。しかし高額なため無理。エンジンO/Hも必要。

6月30日
グリースガンバケットを掃除させる。修理しなければ使えないし、グリースガンを買ったほうが安そう。UNHCRへ車両のデータを得るために車を見に行く。女性のメカニックが1人いた。JVCの事は知らなかったらしい。


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