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パレスチナのNGOによる声明「デモ参加者への違法な攻撃を非難する」

2018年5月23日 更新

こんにちは、JVCエルサレム事務所の山村です。

2018年3月30日、パレスチナにおける「土地の日」からガザで始まり、西岸でも行われた難民の帰還を求める大規模抗議デモ「帰還の大行進」は、イスラエル建国による難民発生を記憶しパレスチナ側で「ナクバ(大惨事)の日」と呼ばれる5月15日まで続き、その後も小規模で続けられています。

5月14日の1日だけでも、デモへの参加者は4万人にのぼるとされています。イスラエル側による銃撃等で、この日の死者は60人を超え、封鎖の影響により病院で医薬品や設備が不足しているために負傷者は適切な処置が施されず、手足の切断を余儀なくされるケースも多く出ています。国際社会からの非難が集まっているのにもかかわらず、イスラエル側は武力による鎮圧の手を緩める気配はありません。

この人道的に見過ごすことのできない状況に対し、JVCと東エルサレムでの活動を共に続けてきた現地NGO「パレスチナ医療救援協会(PMRS)」が即時報告をリリースしました。 5月14日付で届いたその報告内容をご紹介したいと思います。

即時発表

2018年5月14日

ラマッラー本部にて 

The Palestinian Medical Relief Society (パレスチナ医療救援協会、PMRS)は、ガザ地区と西岸地区の民間人に対し継続して行われているイスラエルの攻撃を最も強い言葉で非難する。この発表の時点で、ガザの保健省は55人の死者(うち少なくとも7人が子ども)、2,700人以上の負傷者(うち少なくとも770人が実弾で負傷、多数が危篤状態)が出たと報告している。事態はまだ広がっており、死傷者数は増え続けていくだろう。

3月末以来、イスラエルは民間人に対する戦力の行使に関する国際法のあらゆる原則に違反し続け、非武装の抗議者に対する致死的な実弾の使用をやめるよう求める国際社会、そして国内からの呼びかけを明らかに無視してきた。それどころか、軍司令官を含むイスラエル当局は、平和的抗議に参加した民間人を殺す決定を公に支持してきた。人々に障害を含む重傷を負わせるようにという命令が兵士たちに出されたのではないかという強い疑惑が、アムネスティ・インターナショナルなどの人権団体から持ち上がっている。子どもたち、障がい者、ジャーナリスト、ファーストエイド・レスポンダー、医療関係者が無差別に狙われ、人道法や基本的な人間としての良識に完全に反する形で殺されている。

そうしている間にも、ガザで民間人がイスラエルの狙撃兵に撃たれている一方で、アメリカとその同盟国はエルサレムで大使館移転を祝い、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「我々が演説をしている間に国境を防衛した」兵士たちを自慢した。

ガザで死者が増え続け、西岸とエルサレムで緊張が高まっている今、PMRSはパートナーたちと国際社会のリーダーたちに、イスラエルが違法な戦力の使用を直ちに止め、自らの行為に責任を取ることを要求するよう呼びかける。平和的な民間人に対する恐ろしい大虐殺が続いている限り、誰も沈黙しているべきではない。

翻訳:パレスチナ事業ボランティア 本田

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下記原文

FOR IMMEDIATE

Ramallah, 14 May 2018

The Palestinian Medical Relief Society (PMRS) condemns in strongest terms the ongoing Israeli assault on civilians in Gaza and in the West Bank. At the time of this statement, the Ministry of Health in Gaza reports 55 fatalities including at least 7 children, and over 2,700 injured, including at least 770 from live fire, dozens of them in critical condition. The death toll and number injuries are likely to continue to rise as the situation is still unfolding.

Since the end of March, Israel has repeatedly violated all basic principles of international law regarding the use of force against civilians and blatantly ignored international and internal calls for an end to the use of live lethal ammunition against unarmed protesters. On the contrary, Israeli officials including army generals have publicly stood by the decision to kill civilians who participated in peaceful protests and strong suspicion has been raised by human rights organizations, including Amnesty International, that orders were given to soldiers to shoot to maim. Children, disabled persons, journalists, first aid responders and medical personnel have been indiscriminately targeted and killed in complete violations of humanitarian law and any basic sense of humanity.

Meanwhile, as civilians were being shot by Israeli snipers in Gaza, the United States and its allies celebrated the embassy move in Jerusalem and Israeli Prime Minister Benyamin Netanyahu boasted about Israeli soldiers "defending the border as we speak".

As the death toll continues to increase in Gaza and tensions throughout the West Bank and Jerusalem run high, PMRS calls on its partners and on international leaders to demand that Israel put an immediate stop to its unlawful use of force and be held accountable for its actions. Nobody should remain silent while this horrible massacre continues against peaceful civilians.

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