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東エルサレム:驚きの止血方法

パレスチナ現地調整員 津高 政志
2010年11月 2日 更新

前にもお伝えした、MRS(医療救援協会)が東エルサレムで行っているトレーナーのためのトレーニング。今日は生徒ではなく先生たちが対象のトレーニングを視察に行きました。

大きな校舎の学校大きな校舎の学校

この学校でのトレーニングは今回で4回目。この学校は幼稚園から大学まで一貫して教育を行っているマンモス校で、大きな校舎に教室がたくさんありました。今日のテーマは怪我人に対する応急処置法です。参加した先生たちに普段何を教えているのか聞いてみると、「私は数学です」「私は英語よ」「私は宗教だ」と、さまざまな教科の先生がこのトレーニングを受けていることがわかります。教師として保健については多少なりとも知識があるので、応急処置に重点を置いてほしいという先生たち側からの要望で、MRSの医師もかなり詳しいところまで説明します。

医師(右)が怪我人になり、参加者が手当ての実習をする。医師(右)が怪我人になり、参加者が手当ての実習をする。

医師が説明するスライドからは、「切り傷」「擦り傷」「打撲」など、多くの怪我の写真が映し出され、スライドが変わる度に先生たちは「ひっ」と痛そうな顔をします。それらの傷に対して止血や消毒の仕方、包帯の巻き方など、医師が丁寧に説明をしていき、それに対して先生たちからも質問が出ます。「ナイフによる傷」や「銃弾による傷」など、深刻な怪我の写真も出てきますが、そこは医師の巧みな話しぶりもあり、和気あいあいといった雰囲気のまま講習が続きます。傷の場所による対処方法の違いにも言及があり、例えば指が切り落とされてしまった場合の対処法や、腕の大きな切り傷を止血するための対処法などにも説明がありました。

真剣に耳を傾ける参加者の先生たち真剣に耳を傾ける参加者の先生たち

次に説明があったのは鼻血の止血方法。「鼻頭を押さえて、ガーゼやティッシュを丸め...」とそこまではよかったのですが、「...それからオリーブオイルをつけて鼻の穴に...」という説明があり、聞いていた僕は思わず、「オリーブオイルをつけるんですか?!」と聞き返してしまいました。医師は「うん、そうだ」と当然のように言い、先生たちも「え、普通でしょ」みたいな表情で僕を見ています。久々にカルチャーショックを受けましたが、まさか鼻血の止血方法でパレスチナ文化を知ることになるとは...。鼻血が出たときにすぐに台所にオリーブオイルを探しに行くようになったときが、僕が本当にパレスチナ化したと言える時だと思いました。


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