放送で呼びかけ続けた効果があって、FM放送を助けてくれる、ボランティアの志望者が出はじめました。今日来てくれたのは、60歳の男性と、40代の女性。男性は放送の機器を操作する裏方、女性はDJの候補。男性は津波の被災者、家財道具すべてを流されたといいます。老親を娘の嫁入り先に避難させて、夫婦だけ市内で避難暮らしをしているとか。パソコンと無線の知識の持ち主で頼もしい。女性は詳しくは聞いていませんが、やはり、近親者が被災。震災前は音楽教室の教師をしていましたが、子どもたちがいなくなって休業中です。
何度も書きましたが、7万人の南相馬市民のうち約3万人が市外にいると思われます。その人たちは、故郷、南相馬市の情報を求めています。それに応えるために、インターネットを使った同時放送と、HPを活用した音声と文字、写真での情報配信を当初から目指していました。インターネット同時放送は「サイマルラジオ」のサイトに上げられるのを順番待ちです。後者に関しても、FM放送の事務室のインターネット事情が悪く、先延ばしにしてきました。
そろそろインターネットの環境が整うので、当面の目標を決めました。HPを作り、①音声を預けることのできるサイトにアップし、HPにリンクを貼る形式をとります。②朝、あるいは昼の放送をそのままアップし、2日間程度は聞くことができるようにします。③放送内の情報(重要な情報は、繰り返し放送しています)を、音声でアップして、聞くことができるようにします。④③の放送原稿をアップして、文字情報として、読めるようにします。取材陣が確保できれば、「今日の南相馬」などの写真のページも考えています。
東京のJVCのスタッフに、都内のコミュニティFMを訪問して、必要な機材、知っておくべきノウハウを調査してもらいました。スタッフは「人材の育成が急務。人員を確保して、近くのコミュニティFMで研修させるなどの方法がある」と報告してきました。同感です。
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