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2013年3月22日

仮設住宅に笑顔を運ぶサロン管理者。

震災支援担当/ アフガニスタン事業担当 谷山 由子
2013年3月26日 更新

久しぶりにつながっぺ南相馬のサロンを訪問しました。西町第一と寺内塚合、千倉の3箇所の仮設住宅の集会所にあるサロンです。それぞれが、昨年の1月から2月の間にスタートしました。サロン管理者もすっかりそこの『顔』になって、訪れる利用者を和ませています。

西町第一のサロン管理者は、角川原仮設住宅に暮らす松本さん。毎週平均して6日間、サロンで働いています。この日も、サロンにやってくるおかあさんたちと「今朝は、どこに行ってたの」「散歩に行ってた」「どこお?」「ずっと遠くまで行って、ぐるうっとまわってきた」「お天気がいいから、気持ちいいよね」と会話を弾ませていました。

そのうち、外に自治会長さんの孫が三輪車に乗ってやってくるのを見かけると窓を開け大きな声で「おかあさんといっしょでいいねえ」と声をかけます。「松本さんがいるとまわりが明るくなる。」と、自治会長の末さんも喜んでいます。

寺内塚合の藤さんは、最近管理者の責任者になりました。以前、福島の大手銀行に勤務し東京にいたこともあって、代表の今野さんから会計やサロンのスケジュール管理などを任されていました。業務が増えたにも関わらず、相変わらず利用者との対話は欠かしません。

特に、子どもに人気で、春休みに入ったばかりの子どもたちが、昼食の時間でも構わず遊びにやってきます。「藤さん見てみて、こんなに砂糖いれちゃった」「甘いの好きなんだよね」「こうやって飲むと、おいしんだよ」。お昼が終わると、こんどはシャボン玉あそび。「わあ、空に向かってとんでくねえ。きれいだ。」子どもより無邪気に楽しむ藤さんが、子どもたちも大好きなようです。

お昼の時間にやってくる子どもたちと話す藤さん(真ん中)お昼の時間にやってくる子どもたちと話す藤さん(真ん中)
シャボン玉を見上げる藤さんシャボン玉を見上げる藤さん

蘭の花や色とりどりのくす玉が飾られた千倉には、器用な道中内さんがいます。利用者から"センセイ"と呼ばれ、折り紙や編み物を教えることもあります。最近、出前講座といって行政が派遣する講師がパッチワークや編み物を教えてくれる講習会をサロンでも開くようになりました。

テーブルを囲んでパッチワークの縫い方を話すサロン利用者と道中内さん(真ん中)テーブルを囲んでパッチワークの縫い方を話すサロン利用者と道中内さん(真ん中)

センセイが来ない日でも道中内さんがわからないところを教えてくれるので、他のサロンに比べて参加者が多く、編み物のクラスに27名が申し込んだこともありました。実際には20名が参加したが、他のサロンが10名そこそこの参加なので、20名でも多いのです。「あのパッチワークの縫い方、どうだったかなあ」「もう覚えているから、大丈夫だべえ」、優しい道中内さんも時には突き放すこともあります。

「サロンに来ていろんなことを教えてもらったり話をしたりして、マッサージ機にあたってからでないと、一日が終わった気がしない。」そんな利用者を暖かく迎えるサロン管理者は、仮設住宅に笑顔を運んでくれています。

 
「マッサージは全身でいい?」と話しかける松本さん(右)「マッサージは全身でいい?」と話しかける松本さん(右)
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