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【10】5月25日:警戒区域となった町から

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 8日 更新
一時帰宅し大事な荷物を持ち帰る一時帰宅し大事な荷物を持ち帰る

ようやく始まった警戒区域への立ち入り、南相馬市の第1日です。今日約80人、明後日の27日にも約100人が一時帰宅します。立ち入りの希望者は3,300人を超えたそうですから、多くの方が次回以降になりました。私も「取材」に行きました。

60代の女性は「庭にイノシシとサルが来て、あちこちに穴をあけていた。丹精こめて育てた木もだいぶ枯れていて、涙がこぼれた。2時間の立ち入り時間は短かった。20分ほど仏壇の前にいたら、『頑張ってコ』と言われた気がした。並んでいたたくさんの位牌から、3年前に亡くなった母の位牌だけ持ってこようと思ったが、ほかのご先祖様が見ているようで、置いてきた」と話していました。

夫婦にも話を聞きました。夫のほうは「立ち入り禁止になる前にも持ち出していた。今回は青森県に避難している二人の孫が是非と言うので、集めていたカードを持ってきた」と話していました。妻のほうは、「妹が嫁入りのときに持ってきた帯をとってきた。この帯は一度、津波で流されてしまった。何度か探して、5,6百メートル離れた場所で見つけて、家に置いていた。妹はこれを見たら、また辛くなるかもしれないけれど、これを契機に気持ちを立て直して欲しい」と、泥で汚れた帯を見せてくれました。

規制が今の形になる前には、今の警戒地域に入ることもできました。近くに避難している人のなかには、なんども帰宅して物を持ち出した人もいました。また、後段の夫婦のように、子どもを連れた若い夫婦が県外に避難し、老夫婦、あるいは単身の親が地元の家や避難所に残るというケースも多いようです。

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