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共同建設方式による住宅の完成-防災集団移転のアドバイザー派遣【31】

気仙沼事務所現地代表 岩田 健一郎
2015年11月18日 更新

9月13日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は大浦地区協議会の総会および造成地見学会が開催され、住民約30名が参加しました。 約3ヶ月ぶりに実施された造成地見学会では、宅地の引き渡しを目前に控えた高台移転予定地の様子が確認されました。ここでは特に、宅盤と道路の高低差が確かめられました。また、見学会には、高台移転予定地に併設される災害公営住宅の入居予定者も参加し、宅地の整備状況を確認する姿が見られました。

高台移転予定地に至る取り付け道路高台移転予定地に至る取り付け道路
宅盤と道路の高低差を確認する住民宅盤と道路の高低差を確認する住民

続いて、旧浦島小学校にて総会が開催されました。総会ではまず、市の担当課によって宅地引き渡しのスケジュールの最終確認が行われました。また、高台移転予定地内に整備される集会場や緑地帯のあり方について協議がなされました。住民からは、「自治会で積み立ててきた資金を活用して、集会場の備品の不足を補おう」、「緑地帯には花壇をつくって、皆で管理していこう」といった意見が出されました。一方、総会にははじめて、大浦地区外から転入を希望している災害公営住宅入居予定者が参加し、この間の協議会活動の経過報告が行われました。総会終了後には、隣地間段差の土留め工事の共同発注に関して、施工業者との個別の打ち合わせが進められました。

総会の様子総会の様子
災害公営住宅入居予定者に対する経過報告災害公営住宅入居予定者に対する経過報告

8月下旬から9月上旬にかけて、小々汐地区、梶ヶ浦地区で進められてきた共同建設方式による住宅建設※注が無事に竣工を迎えました。総会前日の12日には、共同建設方式に関わってきたアドバイザー、JVCの各メンバーで、完成した住宅の状況を確認して回りました。梶ヶ浦地区で共同建設方式によって住宅を再建した高齢の女性は、「震災前に比べるとちゃっこい(小さい)家だけど、ようやく落ち着けた」と、安堵の表情を浮かべていました。また、小々汐地区で同様に共同建設方式による住宅再建を果たした住民からは、「お陰様で立派な家を建てることができました」との喜びの声が寄せられました。

共同建設方式によって完成した住宅前での記念撮影。梶ヶ浦地区にて共同建設方式によって完成した住宅前での記念撮影。梶ヶ浦地区にて
共同建設方式によって完成した住宅前での記念撮影。小々汐地区にて共同建設方式によって完成した住宅前での記念撮影。小々汐地区にて

宅地の引き渡しを迎える大浦地区においても、共同建設方式による住宅建設が順次進められる予定となっています。一方で、共同建設方式によらない住民に対しても、この間アドバイザーによる個別の住宅相談が続けられています。宅地の引き渡しが開始された後に住宅再建が進み、集落が落ち着きを見せ始めるまでには、1年近くの期間を要します。浦島地区の防災集団移転の完了を見届けるまで、JVCは引き続きアドバイザー派遣を通じたサポートを継続していきます。

※注小々汐地区および梶ヶ浦地区の防災集団移転促進事業において、合計27世帯の内3世帯が共同建設方式によって住宅を再建した。


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