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【連載・震災から4年目を迎えて】
私が感じる気仙沼市の復興の状況

気仙沼事業担当 横山 和夫
2015年3月 5日 更新

東日本大震災からまもなく4年が経過しますが、宮城県気仙沼市では、現在でも、約8,300人の住民が、仮設住宅やみなし仮設などでの「仮の生活」を強いられています。

かさ上げ工事が進む鹿折地区の市街地かさ上げ工事が進む鹿折地区の市街地

市内の鹿折地区は、震災による津波と火災のために、甚大な被害を受けました。現在、この地区では、住居や商店街などを新たに建設するため、土地区画整理事業による大規模なかさ上げ工事が進められています。鹿折地区の中心部には市内最大規模となる284戸の集合型災害公営住宅の建設が計画されています。しかし、入札不調により工期が遅れ、その完成は2016年12月まで待たなければなりません。

JVCが活動する鹿折地区・四ヶ浜地域(通称:浦島地区)では、震災前には約240世帯が暮らしていましたが、現在は約70世帯まで減少しています。一部の集落では、家々が点在する状態となっており、住民の孤立が懸念されています。

また、この地域内の3カ所で、防災集団移転や、個建てタイプの災害公営住宅の建設が計画されています。その内の2カ所では2014年末に造成工事が完了し、宅地の引き渡しが行われました。住宅の建設も始まり、復興が進みつつあるようにも感じられます。残ったもう1カ所では、造成工事が2015年9月末の完了を目指して進んでいます。しかしながら、建設業者や資材の不足により建設コストが高騰しつつあり、予断を許さない状況が続いています。

防災集団移転予定地の見学会防災集団移転予定地の見学会

さて、私が一番最初に気仙沼市を訪れたのは、2012年の11月のことでした。当時は、まだJVCとの関わりは無く、個人としてボランティアバスで気仙沼に入り、畑のがれき処理を行いました。その当時から比べれば、市内の状況は一変しました。家々の土台のみが無残な姿を晒していた市街地では、大規模なかさ上げ工事が行われていますし、鹿折地区の中心部に流れ着いた大型漁船も、解体、撤去され、現在ではその姿はありません。

鹿折地区の中心部に流れ着いた大型漁船(2013年秋に解体、撤去)鹿折地区の中心部に流れ着いた大型漁船(2013年秋に解体、撤去)

このように、変化もあり、表面的には復興が進みつつあるという感触を得られる部分もありますが、前述のように長期間を要する工事の真っ最中でもあり、住民の生活再建もままならない状況は続いています。「進んでいるようで、進んでいない」というのが、私が感じる震災から4年が経過する気仙沼市の復興の状況です。

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