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「仮の生活」を支える
~仮設住宅における住民の心身の健康維持活動~

震災支援担当 石原 靖士
2014年12月15日 更新

震災から3年9ヶ月あまりが経過した現在でも、多くの住民の方々が仮設住宅等での「仮の生活」を送っています(※)。仮設住宅での暮らしが長期化するにつれ、住民の中には、精神的な不調や心身の衰えを訴える方もいます。

しかしながら、支援団体等による仮設住宅における活動は、住民の孤立の防止を目的とした交流事業および戸別訪問が中心となっており、住民の心身の健康維持を目的とした支援は充分とは言えません。加えて、住民が生活再建を果たし、仮設住宅での暮らしを終えるには、さらに数年を要することが予想されるため、今後ますます住民の心身の衰えが懸念されます。

このような状況の下、JVCは住民の心身の健康維持や生活習慣の改善に効果的な内容を取り入れた交流会「さわやか健康相談」を鹿折地区にある仮設住宅で開催しました。気仙沼市健康増進課の協力を得て実施したこの交流会では、保健師、看護師、栄養士による介護予防体操や血圧・脈拍の測定に加えて、健康に関する相談なども行いました。

健康相談の様子(浦島小学校仮設住宅にて)健康相談の様子(浦島小学校仮設住宅にて)
看護師による講話(浦島小学校仮設住宅にて)看護師による講話(浦島小学校仮設住宅にて)

11月25日、浦島小学校仮設住宅の住民を対象として「さわやか健康相談」を実施し、6名の参加を得ました。さらに、11月26日には、西中才仮設住宅および大峠山上仮設住宅にて実施し、それぞれ5名と6名の参加を得ました。

交流会に参加した住民からは「これまでは健康のことを相談する機会がなかったので、このような交流会が開催されて良かった」、「最近は(支援団体による)交流会の機会が少ないので、今日は皆と交流できて楽しかった」、「次回は高血圧や認知症に関する話を聞いてみたい」等の声が聞かれました。

介護予防体操の様子(西中才仮設住宅にて)介護予防体操の様子(西中才仮設住宅にて)
楽しく介護予防体操(大峠山上仮設住宅にて)楽しく介護予防体操(大峠山上仮設住宅にて)

今後は、住民の声をもとに、住民の関心が高いテーマを題材とした健康講座や体力の維持に効果的な体操などを定期的に実施していきたいと考えています。そして、長引く仮設住宅での暮らしを終え、住民が心身ともに健康な状態で新たな暮らしを始められるよう、JVCは引き続き、住民に寄り添った支援活動を継続していきます。

※気仙沼市の仮設住宅およびみなし仮設(民間賃貸住宅借上げによる仮設住宅)における入居者数は、以下の通りです。

【仮設住宅の状況】

平成24年1月18日(入居者数が最も多い時)平成26年11月末
入居戸数3,360戸2,831戸
入居率95.9%80.8%
入居者数8,288人6,165人

【みなし仮設の状況】

平成24年1月31日(入居者数が最も多い時)平成26年11月末
件数1,602件914件
入居者数4,737人2,351人

(平成26年11月末時点/気仙沼市)

仮設住宅における住民の心身の健康維持活動 の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2016年10月27日 更新仮の生活を支える③
~いきいき交流会の引き継ぎ~
2015年10月 1日 更新「仮の生活」を支える②
~いきいき交流会の開催~
2014年12月15日 更新「仮の生活」を支える
~仮設住宅における住民の心身の健康維持活動~

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