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2014年3月11日 【 防災集団移転について

地鎮祭-防災集団移転のアドバイザー派遣【20】

震災支援担当 岩田 健一郎
2014年3月11日 更新
地鎮祭の様子地鎮祭の様子

2月16日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は、大浦(おおうら)地区の地鎮祭と高台移転予定地の見学会に同行するとともに、住宅建設に関わる勉強会や個別相談会を開催しました。

16日の午前、大浦地区の高台移転予定地にて造成工事の安全を祈願する地鎮祭が執り行われました。当日は、高台移転に参加する住民に加え、移転予定地の地権者、造成工事業者、アドバイザーおよびJVCが同席しました。地鎮祭に参加した住民からは、「ようやくこの日を迎えられた」との思いが語られました。

地鎮祭終了後、移転予定地の見学会が行われました。前日に降り積もった雪が辺りに残る中、険しい坂道に沿って高台へと歩を進めました。移転予定地に辿り着くと、眼下には美しい内湾の景色が広がっていました。「素晴らしい眺めだね」「思いの外、風は強くないな」。移転予定地に足を運んだ住民は、将来自分たちが住む場所に対する印象を思い思いに語り合っていました。

高台へと足を運ぶ高台へと足を運ぶ
移転予定地から内湾を見下ろす移転予定地から内湾を見下ろす
大浦地区の会合の一コマ大浦地区の会合の一コマ

午後、旧浦島小学校にて大浦地区の会合が開かれました。会合の席上、「まちづくりルール」の運用に対する要望が住民の一人から出されました。大浦地区では、「宅地南側については『南側セットバックゾーン』を設定し、建築物がはみ出さぬよう計画、建設すること」というルールが全体に対して平等に定められました。しかし今回、敷地の形状によっては駐車スペースを充分に確保することが困難な宅地が生じるため、南側に隣接する宅地のない=ルール緩和によって迷惑を受ける宅地のない一部の区画に限り、ルールを緩和してほしいという要望が出たのです。話し合いの結果、ここは「申し合わせ」というルールの柔軟性を生かし、「前後左右の近隣住民に相談し了解を得ること」を条件にルール適用の部分的な緩和が認められました。また、緑地帯の活用方法、景観に関わる立木の伐採、ゴミ集積所及び夜間防犯灯の位置など、まちづくりに関わる諸点についても検討が行われました。

続いて、大浦・小々汐(こごしお)・梶ヶ浦(かじがうら)の三地区を対象として住宅建設に関する勉強会が行われました。はじめにアドバイザーから、リフォームの事例を通じて断熱、耐震、間取りや美観に関する解説がなされました。また、共同建設方式における追加の住宅モデルプランが提示されました。共同建設方式への参加を検討している住民からは「打ち合わせを細目にしたいが、今後の進め方は?」「建設に当たる具体的な業者は?」などの質問が投げ掛けられ、アドバイザーがそれらの問いに丁寧に答えていきました。

住宅建設に関する勉強会住宅建設に関する勉強会
アドバイザーによる住宅モデルプランの解説アドバイザーによる住宅モデルプランの解説

2011年の7月に住民協議会が発足してから約2年半、大浦地区の防災集団移転は地鎮祭という一つの大きな節目を迎えました。一方で大浦地区では、造成工事が完了し住宅再建を果たすまでに、まだ2年近くの期間を要します。住民の高台移転に向けた歩みは道半ばです。JVCは引き続きアドバイザー派遣を通じて、防災集団移転へのサポートを継続していきます。

勉強会終了後、個別相談会を実施した勉強会終了後、個別相談会を実施した

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