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2013年11月25日 【 防災集団移転について

「四ヶ浜の家づくり勉強会」-防災集団移転のアドバイザー派遣【17】

震災支援担当 岩田 健一郎
2013年11月26日 更新

11月10日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は、住宅建設について学びと理解を深める「四ヶ浜(※)の家づくり勉強会」を開催しました。

アドバイザーによる家づくりのイメージの説明アドバイザーによる家づくりのイメージの説明

「四ヶ浜の家づくり勉強会」は、まず家づくりのイメージを共有することから始まりました。「車をたくさん停めることができる家」「自然の素材を使った家」「地震・台風にも耐える家」など、この間実施してきたアンケートや個別相談会からみえてきた家のイメージが写真を交えて紹介されました。一方、アドバイザーが考える家のイメージとして、「増改築しやすい家」「中庭のある家」「1階から屋根が始まっている大屋根の家」などが示され、実際にアドバイザーが建てた住宅が実例として取り上げられました。また、住宅の規模に応じた建設コストの目安も同時に示されました。

ワークショップの様子ワークショップの様子

アドバイザーの説明に続き、住民がもつ家づくりのイメージをさらに引き出すワークショップを行いました。住民からは「住宅の大きさや価格のイメージがまだ掴めない」との声があがる一方で、「断熱性能の優れた、夏涼しくて冬暖かい家がいいわ」「太陽光パネルと一体の瓦にしたいな」など、将来の家に対する希望が思い思いに語られました。勉強会の最後には、住民の関心が高い耐震と断熱をテーマとして、アドバイザーから説明が行われました。

図面による確認作業。梶ヶ浦地区の話し合いにて図面による確認作業。梶ヶ浦地区の話し合いにて

勉強会に前後して、地区ごとにまちづくりのルールに関する話し合いが行われました。例えば梶ヶ浦地区の話し合いでは、道路境界から1メートルの敷地部分に植栽などを施し、まちの雰囲気をつくりだす「まちなみゾーン」の設定について協議が行われました。移転予定地の区画は場所によってそれぞれ形状が異なるため、ルールによって受ける影響に差が生じます。そのため「まちなみゾーン」のルールを受け入れられるかどうか、住民一人一人の意向を確認していきました。一方、外壁や屋根などの外観についてはルールを設けず、自由設計とすることがあわせて確認されました。また、大浦地区、小々汐地区の話し合いでも、自分たちのまちの今後についてそれぞれ活発な意見交換が行われました。

行政に対して事業の進捗状況を確認する時間も設けた行政に対して事業の進捗状況を確認する時間も設けた

今回の震災によって大きな被害を受けた四ヶ浜の住民は、防災集団移転促進事業を活用しながら自分たちの手で家とまちを取り戻そうとしています。住民が充分な情報や知見を得る機会を提供することで、JVCとアドバイザーはその取り組みをサポートしています。次回のアドバイザー派遣では引き続き「四ヶ浜の家づくり勉強会」を開催し、住宅資金の融資に関する説明会を実施するとともに、アドバイザーによる住宅の基本モデルプランの提案を行う予定です。

※四ヶ浜(しかはま)...大浦(おおうら)・小々汐(こごしお)・梶ヶ浦(かじがうら)・鶴ヶ浦(つるがうら)の四つの集落の総称


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