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現地ブログ from 東日本大震災被災地

気仙沼支援活動レポート

宮城県気仙沼市で支援活動を行っているスタッフからの活動レポートです。
市内最大規模となる鹿折地区の災害公営住宅市内最大規模となる鹿折地区の災害公営住宅

2016年7月より入居が始まった鹿折地区の災害公営住宅では、現在、全8棟の入居が概ね完了し、200世帯以上が新たな生活を送っています。入居開始後、JVCは住民間の交流を図るべく、顔合わせ交流会を数回行ってきました。しかしながら、入居から数ヶ月が経過した現在でも、住民からは「同じ棟でもまだ会ったことのない人がいる。普段廊下で誰かとすれ違うことも殆どないからね」といった声が聞かれ、住民間の繋がりの希薄さが依然として感じられます。

2016年7月末、鹿折地区の市街地に建設された災害公営住宅の入居が始まりました。仮設住宅などで「仮の暮らし」を数年間続けてきた住民にとって、災害公営住宅への入居は待ちに待った新たな生活のスタートとなります。一方で、既に入居した住民からは、「団地内の人と普段顔を合わせることが少ない」、「隣の部屋に誰が住んでいるのか分からない」などの声が聞かれています。市内最大規模となる鹿折地区災害公営住宅では、市内全域から入居者を募ったため、互いに面識のない人々が集住することとなります。新たな人間関係の中、安心して楽しく暮らせる環境を作っていくためには、先ず住民同士がお互いのことを知る必要があります。

入居が始まった鹿折地区の災害公営住宅入居が始まった鹿折地区の災害公営住宅

気仙沼市では、震災から5年半が経過した現在でも、多くの住民が仮設住宅での生活を余儀なくされています(※)。今後、住宅再建を果たし、仮設住宅を退去する住民が増加する一方、様々な理由により、仮設住宅での生活を続けざるを得ない住民もいます(気仙沼市では、2019年3月をもって仮設住宅が解消される見通しとなっています)。

「浦島地区の住民が誇りと生きがいを持って暮らせるよう、外部の人々を対象に地域の魅力を活かした事業を行いたい」。そのような浦島地区の住民の声を受けて、JVCは、2016年度より住民主体のNPO法人の立ち上げをサポートする活動を行っています。NPO法人を設立するにあたり、2016年4月から5月にかけて、発起人である住民有志3名とともにNPO法人の事業の構想や今後の進め方などについて協議を重ねました。

NPO法人設立に向けて協議を行う住民有志とJVCスタッフNPO法人設立に向けて協議を行う住民有志とJVCスタッフ

5月13日、浦島地区振興会(以下、振興会)の定期総会が開催され、役員や委員など約20名が参加しました。総会では、昨年度の事業報告や今年度の事業計画、役員改選等に関する協議が行われました。

6月12日、大浦地区協議会の総会にあわせて、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。総会には、住民約25名が参加しました。
総会でははじめに、緑地帯の利用方法について協議が行われました。高台移転団地内には宅地周辺に緑地帯が整備されており、住民の管理の下でそれを利用できることになっています。住民が勝手に緑地帯を利用した場合、トラブルの生じる可能性があるため、ここでは利用方法に関するルールの検討が行われました。

緑地帯の利用方法について協議する様子緑地帯の利用方法について協議する様子

気仙沼市周辺の地域づくりについて学ぶ

震災支援担当 石原 靖士
2016年6月16日 更新

3月30日、地域づくりに関する事例視察を行いました。当日は、10名の住民とともに気仙沼市周辺における三つの事例について学びました。

総会で図面を使って協議する様子総会で図面を使って協議する様子

去る2月21日、大浦地区協議会の総会にあわせて、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。総会には、約40名の住民が参加しました。 総会ではまず、高台移転団地内に整備される集会場や公園についての協議が行われました。集会場の床をフローリングにするか畳にするか、公園の敷地を芝にするか砂地にするか、ベンチをどこに設置するか等々、一つ一つ確認が重ねられました。これらの協議は一見すると細々とした内容ですが、コミュニティの拠点となる集会場や公園を住民にとって使い勝手のよいものにしていくことは、まちづくりの上で大切なプロセスです。

鹿折地区の市街地では、市内最大規模となるマンションタイプの災害公営住宅の建設が進められており、2016年7月以降、順次完成する予定となっています。同災害公営住宅では市内全域から入居者を募ったため、面識のない人々が集住することとなります。新たな人間関係の中で安心して楽しい生活を送るためには、入居者同士が日常的に交流を持ち、互いに助け合える環境を作っていく必要があります。

現在建設中の鹿折地区災害公営住宅(2016年5月6日現在)現在建設中の鹿折地区災害公営住宅(2016年5月6日現在)

鹿折地区災害公営住宅での新たなコミュニティの形成に向けて、JVCは2016年1月より、同災害公営住宅の入居予定者を対象に「出張!鹿折情報サロン」を開始しました。このイベントでは、地元支援団体と連携し、鹿折地区災害公営住宅やその周辺のまちづくりに関する情報を提供するとともに、参加者同士で入居後のコミュニティ形成などについての意見交換を行っています。鹿折地区災害公営住宅の入居予定者は現在市内各地区に点在していることから、当イベントは市内の様々な場所で毎月1~2回実施しています。イベントの開催前には、行政の協力を得て入居予定者へチラシを送付するほか、地元支援団体の協力の下、各地区で暮らしている入居予定者を訪問し参加を呼びかけています。

災害公営住宅やまちづくりに関する情報提供の様子災害公営住宅やまちづくりに関する情報提供の様子

各回のイベントでは、鹿折地区災害公営住宅の入居予定者が多数参加しており、入居後のコミュニティ形成に向けた様々な意見が交わされています。参加者からは「家に閉じこもりがちな住民に対しては自治会が中心となり声掛けを行った方が良い」、「世帯数が多いのでまとめるのが大変。フロアーごとに班長などのお世話役が必要」といった、見守りや自治会のあり方などに関する意見が多く聞かれています。

和気あいあいとした雰囲気の中で行われた意見交換の様子(2月18日開催のイベント)和気あいあいとした雰囲気の中で行われた意見交換の様子(2月18日開催のイベント)
入居後のコミュニティなどについて熱心に話し合う参加者(4月24日開催のイベント)入居後のコミュニティなどについて熱心に話し合う参加者(4月24日開催のイベント)

「出張!鹿折情報サロン」は2016年5月まで実施し、その後は、イベントを通じて取りまとめた意見を入居後の住民間の交流や見守り、自治会づくりにつなげていく予定です。鹿折地区災害公営住宅で暮らす人々が新たなご近所付き合いの中で活き活きと過ごしていけるよう、JVCは引き続きコミュニティ形成に向けた活動に取り組んでいきます。

※本活動は、「東日本大震災現地NPO応援基金『しんきんの絆』復興応援プロジェクト」の助成を受けて実施しています。

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【浦島地区振興会の取り組み】
浦島地区の歴史と民俗を学ぶ

震災支援担当 石原 靖士
2016年3月30日 更新
漁業の歴史について説明する講師漁業の歴史について説明する講師

2月14日、浦島地区の歴史や民俗に関する講演会を開催しました。浦島地区の歴史や特性を踏まえた上で、その地域づくりに取り組むことが重要であると考え、このような講演会を開催するに至りました。当日は、浦島地区振興会の役員や住民など30名以上が参加しました。

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