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9月16日 「生命(いのち)」を意識した食事

12期インターン 高桑 和規
2011年9月29日 更新
これから鶏をさばきますこれから鶏をさばきます

カオデーン農園での研修が始まって早いものですでに半月が経過しました。国が違えば文化も違います。当たり前のことですが、ここではいろいろなことを新しく経験します。住環境(日本的感覚で言えば家ではなく小屋)にも慣れ、農作業も順調。

そして今日は鶏をさばき、食べました。捌き方は以下の通りです。

  1. 鶏の足を持ち、頭を下にして首の動脈を探すために首の羽毛をむしります。
  2. 首の動脈を包丁で切ります。この時、羽をクロスさせるとばたつきません。
  3. 沸かしたお湯に鶏を浸します。こうすると羽毛が抜きやすくなります。
  4. 鶏の皮膚に残ったうぶ毛を焼きます。焼きすぎに注意。
  5. 解体。内臓を取り、食べやすい大きさに切ります。
鶏の毛を取っていく作業鶏の毛を取っていく作業

今日の夕食ほど「生命(いのち)」を意識した食事はありません。しかし本来「食べる」ということは他の「生命(いのち)」をいただくということではないでしょうか。スーパーで売られている肉や魚をこう意識することはありません。植物も同じではないでしょうか。皆さんは「雑草」とはどんなものかを説明することはできますか。

雑草とは自然に生えるいろいろな草。また農耕地で目的の栽培植物以外に生える草。(広辞苑より)私たち人間にとって栽培しているかどうか、それが区分の基準です。根を張っているから動きはしませんが、呼吸をして成長しています。そう、雑草も栽培植物と変わらずに生きているのです。何も「草取りをするな」とか「雑草も生きているのだから愛さなければならない」とか、そんなことが言いたいのではありません。私たちにとって価値がないものにも「生命(いのち)」は宿っているのです。

生きるためには食べなければなりません。肉・魚・米・野菜・卵のどれにも「生命(いのち)」が宿っていたのです。食べることは「生命(いのち)」をいただくこと以外の何ものでもありません。あなたはこのことを知って食物を粗末に扱ったり、残したりすることができますか。それは「生命(いのち)」を弄ぶことと思いませんか。

カオデーン農園ではできる限りモノを捨てません。生ごみは犬・豚が食べ、その糞尿は肥料になります。そしておいしい食べ物ができて、それをいただきます。その循環で成り立っているのです。最近食べることに対し、気を付けていることがあります。

(1)「いただきます」「ごちそう様」を言うこと。

「生命(いのち)」を頂いているのですから当たり前のことです。また、豚、鶏、野菜を育ててくれた人への感謝でもあります。

(2)好き嫌いをしない、残さない。

これはタイに来てからというわけではありませんが、タイに来てより強く思うようになりました。「生命(いのち)」に対し、育てた人、調理してくれた人の苦労に対し申し訳ないからです。

異文化ですから、食用カエルやどうみても道端に生えていた草など日本にいては想像できないものも食べています。それでも私はおいしくいただきます。皆さんも自分にできることから始めてみませんか。

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