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9月14日 アースネット財団訪問(1)

12期インターン 佐藤 貴徳
2011年9月27日 更新
アースネット財団のスタッフの話を聞くインターン生アースネット財団のスタッフの話を聞くインターン生

有機農業・有機米を普及しているNGO、アースネット財団(ヤソトーン県事務所)を訪問した。団体の活動、タイにおける有機農業の位置づけや、スタッフの方々の考え方を聞くことができた。

「NGOで働くのは楽しい」。アースネット財団のポムさんの言葉。具体的に何が楽しかったかは聞かなかったが、とても重要なことだと思う。有機農業の振興もこの財団の事業の柱である。タイでは本当にごく少数の農家でしか有機農業がおこなわれていないらしく、ゴム、キャッサバ、サトウキビといった単一換金作物が作られていたり、日本で30~40年前に使われていた農薬が未だに使われているらしい。そしてその農薬の散布された田圃などで農作物を収穫する人は日雇いの人が多く、正しい農薬の使い方をしていないなど非常に危険だともいわれている。

初めにポムさんの言葉を引用したが、働くということに費やす時間は人間が生きる上で大きな比重を占める。働き方の価値観は人それぞれであるが、働くことが楽しいと言える人間がどれくらいいるだろう。

搾取という言葉があるが、する側とされる側が必ずいる。世界の中でみれば日本は確実に前者であろう。(双方に同等の利潤があれば"依存"という言葉が適切だろうが)タイの農民の働き方を変えてしまった背景として森林減少の誘因に日本が関係しているのは間違いない。もちろん発展にも貢献してはいるだろうが、長い目で見て日本はたたえられることをしているだろうか。

今回の訪問で感じたこと、僕たちは何を前提にして話を聞き、質問しただろうか。人はよくわからない質問に出くわすと感情的になるといわれる。日本のこと、タイのこと、自分のこともそれなりに把握したうえで質問自体の位置づけもわかってないと建設的な議論はできない。自分に足りないことを知ることで、知りたいことも何となくわかった気がする。アースネット財団の取り組みの姿勢はある程度わかったが、考え方や政策の基本は有機農業の生産者である農民がいかに食べていける仕組みを作るかに重点を置いているように見えたし、以前アースネット財団のスタッフであり、カオデーン農園のデーンさんも同じようなことを言っていた。同じ団体の中でも考え方のベースは違うだろうから、有機農業と一口で言っても、幅が広すぎて折衡点が必要なのかもしれない。

生産者自身の価格決定権力、ヨーロッパ諸国とのフェアトレードと意欲的な活動、有機農業普及の困難さなど、直接言葉で聞くと、重みが全く違い、そして根深い。それなのに僕らは結果を求めすぎてしまう。様々な問題が絡み合っている状況では、長い目と強い意志が必要なのである。今後もまたここのスタッフと話せる機会があるらしいので、もう少し深いところまで聞こうと思う。

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