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薫子さん、デーンさんへ

11期インターン 宮田 敬子
2008年7月22日 更新

この一ヶ月半、私は劇的に変化したところはありません。しかし、私が私らしくいられるようになったと思っています。誰とも比較されず、期待されず、思想を誰からも否定されない。このような状況に自分がいることは、初めてといってもいいほどで、自分で考え、自分で問題点を探すことに、はじめは戸惑っていたものの、今では心地良さを覚えました。常に自分の中の自分に問いかけ、答えを探してはまた一から考え直すという過程の中で成長できたと思っています。

カオデーン農園での研修のはじめの頃は、私はもしかしたら間違った場所に来てしまったのではないかという不安に襲われました。農作業も全くうまくできず、コミュニケーションさえうまくとれず、挙句の果てにご飯さえうまくできない・・・・。こんな状況では、「開発」のことさえ考える余裕もなく、何も自分に吸収できず研修が終ってしまうのではないかと毎日焦りを感じ、それが苦痛となっていました。

そんな中、私は「食」というキーワードにピン!ときたのです。薫子さんには言いましたが、その夜とても興奮して寝られませんでした。落ち着いて考えると、何のことはない、これまで会ってきた人や薫子さんやデーンさんが言っていたことと変わりはないのですが、初めて自分の軸になるようなもの、何かまだ出来たてのホヤホヤのものが自分の中に生まれたような感覚がありました。

経済学部の学生なのに、もっと経済的なことに関心を寄せれば...と思う自分もいます。大学で学んだことが活かせてないことは残念に思いますが、「食」も経済と密接に関わっています。将来は地元である大分県で、食に関する地域活動をしたいと考え始めました。タイに来る前は、タイから帰ったら東京でNGO職員になりたいと思っていました。その夢もまだ捨てたわけではありません。しかし、最終的な拠点として、自分の生まれ育った地域で生きていきたいと思うようになりました。それは、デーンさんをはじめとした人々に影響されたからです。

この研修では派遣先で何をしたいかを明確にすることができました。派遣先では、朝市での生産者と消費者の対等なあり方を考え、自分なりの答えを見つけだせたらと思っています。

この一ヶ月半、休みなく私達のお世話をしてくださってありがとうございました。残りの10ヶ月間もお世話になります。

新しい牛「小林」も楽しみだし、水牛の赤ちゃんも、子豚が大きくなるのか、トウモロコシは実をつけるか・・・など、まだまだここに居たいですが。スタディツアーでまたここに戻ってくることを楽しみにしています。

(宮田 敬子)


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