アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

ドタバタ、ハルツーム出張

車両整備専門家 井谷 正吾
2006年10月18日 更新

10月18日
 ハルツームへの飛行機の仮予約は2日前にしてあるので、チケットをもらいにオフィスに行く。しかし留守番の女性がいるだけで、空港へ行ってくれと言われる。空港の受付に行くと今はチケットが無い、チェックインのときに料金を払ってくれればいいと言われ、明日本当に乗れるのだろうかと不安になる。

10月19日
 チェックインは8時、当然チケットを持っている人が優先される。いつまで待ってもチケットを発行してくれない。係りの人は飛行機が来るまで待てという。10時発だがいつものように遅れて飛行機が到着。お金を払うとチケットはくれず搭乗券をくれた。何とか乗れそうだ。白紙の搭乗券でも大丈夫、国内線は自由席なのだ。1時間遅れで出発し、1時にハルツームに到着。ジュバも暑いがここはさらに暑い。ジュバの暑さは日差しの熱さ、ここは空気が熱い。何でこんなところが首都になっているのか不思議でしょうがない。タクシーに乗って予約してあるホテルへ向かう。なんだか町の様子が違う感じ。あれっ【ラマダンカリーム】アラビア語の看板が目に入った。「運転手さん、今ラマダン?」『そうだ』「いつまで?」『あと3日』しまったー、よりによってラマダン中に来てしまうとは。ラマダン中は朝から夕方まで水は飲まないし、食事もとらない。もちろん外国人も人前では例外ではない。お腹が空くもんだからほとんど仕事をする気がないし、気も短くなるし、店も早く閉める。何より久しぶりに都会に出てきておいしいものを食べようと思っていたのにレストランも営業していない。自分の情報収集ミスとはいえ、南スーダンではラマダンのラの字も無い。ホテルに着くとまたまたびっくり。22日から1週間アイード(断食明けの祭日)らしい。仕事にならなーい!!今回の出張は工場の機材調達と某メーカーへ部品の返品と再注文、それにインジェクションポンプの修理依頼。これだけのことでも物事の進まないスーダンではかなりの仕事量になる。しかもラマダンとアイード。すぐにハッジさん(ハルツームで部品の調達と輸送を頼んでいる)に連絡し手伝ってもらう。先ずは発電機業者へ、購入しようと思っている大きさの発電機が無い。最近ほとんどジュバに出ているので在庫が無いとのこと。見積書をくれと言うと、休み明けでないとできないと言う。さよなら!次に工具・機材業者を回る。目当てはコンプレッサーとバッテリー充電器とタイヤチェンジャー。どこも中国製のものばかり。イタリア製のコンプレッサーを見つけ値切って購入。時間が無いのであと2つは現物確認のみ。次いで某メーカーへ。かなりの金額の部品の間違いがあったので担当者とパソコンに向かって指摘する。追加の注文をするとあれも無いこれも無い、とほとんど揃わない。世界の○○○なのにと思いながら、やはりここはスーダンかとあきらめる。店じまいを始めたので今日は引き下がることにする。ホテルに戻る前小さな店でジュースを4本買う。えっ、これだけで400SD(スーダンティナール。1SD=約0.5円)?安い。ジュバなら1200SDだ。ジュースでもジュバへ持ってくると3倍になってしまうのだ。

10月20日
 アラブ世界では金曜日が休日。外を見ると誰も歩いていない。タクシーさえいない。外で水も飲むことができないのでホテルに自主軟禁状態。

10月21日
 朝早くからハッジさんと某メーカーへ。インジェクションポンプを持っていくが、修理の受付は休み明けと断わられる。そこで揃わなかった部品を探しに部品商を回る。かなりの部品がそろった。メーカー以上の在庫に驚く。どうしても見つからない部品もある。ウガンダかケニアに行くときに探すしかない。次に工具・機材業者へ行き、バッテリー充電器と工具を何点か購入。ここでコンプレッサーを買ったので安くしてくれた。これまで買った物を急いで空輸業者へ運ぶ。ジュバへの空輸の手続きをして発電機業者へ行く。すでに脱水症状でフラフラになっている。それもそのはず、飲まず食わずで気温は40度以上ある。あらかじめ見積もりを取ってもらっていたので最終の金額を確認。SDで払うならVAT(付加価値税)10%はサービス。高額なのでドル払いしたいがこの10%はかなり大きい。急いで銀行へ行きSDへ両替してもらうが、なんで2000SD札(約1000円)なの?ものすごい札束になってしまった。バッグに詰め込んでさっきの業者に戻り支払いを済ませる。輸送はやはり休み明け。夕方までかかって完全には仕事は片付かなかったが、あとは休み明けにハッジさんに任せることにする。

10月22日
 ラマダンが明けたと思ったら1日伸びた。よくあることだ、月の状態により決められるのだ。今日はハルツーム一大きいということはスーダン一大きいスーパーマーケットへ買い物に行く。何を買うかというとインスタントラーメン。そうジュバでは手に入らないのだ。結局タクシー代のほうが高くついた。

10月23日
 確実にラマダンが開けた、聞かなくてもわかる。何をもってそう感じたかと言うと、紅茶を飲んでいる人がいるしタバコも吸っている。どの店も閉まっているのでホテルへ自主軟禁。明日の帰りのチケットは取れた。しかし、4年連続でラマダンを体験するとは夢にも思っていなかった。


団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net