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2012年7月 3日

タウンシップの悩み

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2012年7月 6日 更新

JVCが活動するリンポポ州ベンベ郡の周辺9つの村のうち、ひとつはタウンシップを含みます。南アフリカで一般的に『タウンシップ』というと、ソウェトなど、アパルトヘイト(人種隔離)政策下で、都市周辺に設置された黒人強制居住区のことを思い浮かべますが、ここでは通称RDPハウスの立ち並ぶ、貧困層向けに作られた比較的新しいコミュニティを指します。RDPハウスとは、政府の復興計画(RDP=Re-development Plan)の下、貧困層向けに建設された家のことを言います。

タウンシップのRDPハウス。これがベーシック。中には改装、建て増しされた家もタウンシップのRDPハウス。これがベーシック。中には改装、建て増しされた家も

都市部に古くからあるタウンシップと違い、コミュニティが形成されてから間もないことから、お互いに信頼し合う近所付き合いもなく、また身寄りもない人、訳あって故郷を離れざるを得なかった人、近隣国からの不法移民なども多い地域。そのためか、JVCの活動の中でも、子どもに対する犯罪の多発や、身元を隠したいためかHIVなど治療を必要とする病でも診療所に足を運ぶことを拒む人が多いなど、課題が山積です。

そんな、タウンシップで訪問介護の視察中、RDPハウスを見て、あることに気づきました。

それは、トイレが水洗だ、ということ!このあたりの村は、ほとんどがぼっとんトイレです(汲み"取られない"式で、たまったら埋めてしまいます)。しかし、悩みは、このタウンシップには、水・金・土・日にしか、水道に水が流れないこと。これも、季節によって、時間が短縮されることがあります。つまり、水が来ない日は、トイレも流せないのです。

住民に話しを聞くと、「水曜日の朝においで。みんなが一気に水を流すから、下水がつまって、くさいんだ」 と。 内心、今日、火曜日でよかった・・・。しかも、家とトイレがとても近くに建設されているところも多く、下水できなければ、大変なことになります。

南アフリカの村では、各家庭(もしくは共同)トイレを設置することが比較的徹底されています。私が以前住んでいた西アフリカは、農村にトイレがあることはめったになく、水浴びをするところで、小はすませ、大は茂みの中でした。それに比べれば南アフリカは恵まれています。しかし、どの環境にどんな設備を整備するのか、しっかり考えないと、屋根があっても、違った面でより貧しい環境を生み出してしまうこともあります。

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