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2012年5月16日

一方、エイズ治療薬を手に入れても

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2012年5月29日 更新

今週一週間は、JVCが一緒に活動する現地NGO、LMCCの訪問介護ボランティアに付き添い、彼らの活動を見学させてもらっています。

約1年間分の治療薬が、手つかずのまま約1年間分の治療薬が、手つかずのまま

あるHIV陽性者のお家で。「薬は順調に飲んでる?」「ええ」「飲んでいる薬を見せて」とボランティア。陽性者のおばさんが部屋から持ってきたのは、ずっしりと重い大きなスーパーの袋。中には、大量の薬。ええ?こんなに種類を飲んでるの?よくみると、同じ種類の薬ビンがいくつも。ひとつひとつをチェックすると使用期限切れの薬が大量に出てきました。

話しを聞くと、以前にも抗レトルウィルス薬を定期的に服用していないことに家族が気づき、ボランティアに相談があったそう。その後しばらくは、きちんと薬をのんでいると思っていたものの、実は薬を隠していたことが、今回発覚したとのこと。陽性者のおばさん曰く、身体が痛む時だけ薬をのんでいるそうで、飲むと体調がよくなるからそれでいい、の一点張り。エイズの発症を抑えるには決められた時間に、毎日飲み続けないとその効果はありません。

使用期限切れの薬を横に、患者に話しをするボランティア使用期限切れの薬を横に、患者に話しをするボランティア

ボランティアが熱心に話しをするも、彼女が薬を服用していないことをボランティアに告げた家族に逆ギレして、どなり出す始末。30分の攻防のすえ、使用期限切れの薬は破棄。来週ボランティアに付き添われ、クリニックに出向き、もう一度薬の服用量と方法を確認することで、話がまとまりました。帰り際に、「Big challenge・・」とため息をつきながら、ボランティアの人が肩を落としていました。

つい先日、倉庫でムダになる薬の記事を読んだことを思い出しながら、薬が届いたあとの課題もまだまだ大きいことを実感。薬の管理をサポートするボランティアの役割の重要性も改めて考えさせられました。

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