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アル・ジーブ村[1]:1日養蜂体験

2008年11月28日 更新

11月最後の週末、農業技術者の友人と西岸のアル・ジーブという村に行ってきました。この日は、私にとって人生初の「養蜂」体験。雨が降って少し肌寒い朝。空を見上げ、友人は「今日は寒いから蜂がちょっと神経質になっているかもしれないなあ」と不安げです。この村では数年前に、ある地元のNGOによって10人の女性に養蜂やマッシュルーム栽培に必要な道具が配布されたそうなのですが、その後トレーニングもフォローアップもなかったために、ほとんどの家ではそれらを使えないままになってしまっていました。それを聞いた友人が、今ではボランティアで蜂の面倒を見に週末に来ているのです。

蜂さんこんにちは。怖がらせなければ刺さないはず蜂さんこんにちは。怖がらせなければ刺さないはず

訪れたのはガッサンさんの家。彼の奥さんのハナンさんは、この村の女性グループの代表をしています。最初の年は3箱中2箱をダメにしてしまいましたが、今では約10箱に増やすことができました。みんなで朝食をいただいた後、庭の蜂さんと対面です。頭からすっぽり、蜂を扱う時専用の特別な“防護服”を着ます。まるで宇宙服。耳などがかゆくなったら、掻くのは一苦労です。完全防護しようとする私の横で、友人は手袋をしていません。「手袋をしなくても、蜂は僕たちが無害だってわかってるよ。やさしく扱えば刺さないんだ」と言い、何と素手で作業を始めました。一方の私は、カメラを持っていたので蜂を怖がらせてしまったのでしょうか、ジーンズの上からも刺されてしまいました。それでも、痛いのは一分弱。何百匹もの蜂がぎゅうぎゅう体を寄せ合いながら、小さなセルに上半身を突っ込んで健気にひたすらハチミツを作っているその姿は、近くで見れば見るほど本当に愛らしく美しく、なんて働き者で頭がいい生き物なんだ!と感激してしまいました(蜂に)。

女王蜂がいるかチェック。女王蜂がいるかチェック。

隣では友人が目を細めて「うーん、この箱の蜂たちは相変わらず働き者だねえ」とうなっています。女王蜂の性格によるものらしいです。恐るべき女王蜂。働き蜂たちが数ヶ月という短い命を燃やすように働く一方、女王蜂は数年生きるそうです。そして、そうやって身を粉にして働くのは実はすべてメス蜂。「じゃあオスは何やってるの?」と聞くと、「オス蜂は、女王蜂と交尾するだけで働かないんだよ。メスが作るハチミツ食べて生きてるんだ。花粉を運んでくるのも、ハチミツを作るのも、卵の世話をするのも掃除をするのもぜーんぶ、メスの仕事」とのこと。なんて怠慢!と防護服の中で顔をしかめてオス蜂に憤慨する私。「女性が頑張って働いているなんて、パレスチナみたいだねー」なんて冗談を言うと、「蜂の習性はどこでも一緒だよ」と真面目に返されてしまいました。

箱の中ではこのフレームにびっしり、蜂が集まって働いている。新鮮なハチミツはおいしかった!箱の中ではこのフレームにびっしり、蜂が集まって働いている。新鮮なハチミツはおいしかった!

全ての箱の様子を見て、中のフレームを移動させたり、冬の寒さを防ぐために入り口を狭くするなどの作業をして、すっかり数万匹の蜂さんと仲良くなった気分になったところで本日の作業終了。その後、家のすぐ周りを案内してもらいました。(つづく)


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