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婚約披露会

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2007年3月23日 更新

ベツレヘムのベイト・ジブリン難民キャンプで婚約披露会がありました。婚約したのは女性刺繍グループの中心メンバーの1人スハットさんの娘さんウラでベツレヘム大学の2年生です。昨年の夏に親戚の結婚式でヘブロンを訪れたときに、ある青年弁護士に見初められてからとんとん拍子で話しが進み、この度めでたく婚約することになったそうです。ウラは大学をアルクッズ大学のオープン大学に籍を移し勉強は続ける予定です。でも、お母さんのスハットさんは、昨年3人娘の2人をお嫁に出したばかりなので、嬉しいながらも少し淋しい様子。

婚約披露会は午後2時半からスタート。会場は2つ。男性用と女性用。男性の会場は実家で、女性用の会場はお向かいの親戚の家です。私が2時半を少し過ぎて行ったら、すでに会場は玄関先まで人で溢れている状態。200人くらいいる様子。それでも、スハットさんは、私を見つけると、ひな壇のすぐ近くの自分の席の隣を空けてくれました。私がカメラを持っていたので、写真を撮ってほしいこともあったようです。

ウラと婚約者が踊りを披露ウラと婚約者が踊りを披露

披露会はまず、ウラが1人でひな壇に座り、自分の家族の若い女性達、次に相手側の家族の若い女性達が順番に踊るのを見守ります。30分ほどして、ウラがひな壇から降りて一人で踊り始めました。すると、そこに婚約者の登場です。しばらく、二人で踊りを披露。すかさず、年配の女性達から掛け声(アラブの女性独特の歌うような掛け声です)がかかります。

金製品の贈呈金製品の贈呈

踊り終わった2人がひな壇に上がると、今度は、男性の家族がかごを持って登場。かごには金の指輪、金のイヤリング、金のブレスレット、金のネックレスなどが沢山つけられています。婚約者の家族がそのかごを頭に抱えてひとしきり踊ると、婚約披露会のハイライト金製品の贈呈式です。かごの中の金製品を婚約者がひとつずつウラにつけていきます。その様子を会場の人達はみんなうっとり見つめています。全ての金を身につけ終わったら、カップルはまたみんなの前で踊ります。最初ぎこちない踊りだった二人もこの頃から、笑顔も出てきてリラックスした様子です。そこに、両方の母親達や姉妹達が加わります。無事儀式が終わったところで、婚約者の家族からお菓子とドリンクのもてなしを受けました。

踊りと歌と、華やかに盛り上がった女性側の披露会ですが、男性側はどうしているのかというと、そちらは歌も踊りもなく車座に座ってお話をするだけとのこと。女性達は何が面白いのかね、と言っています。難民キャンプの女性達の、人生を楽しみ、生きることに前向きな様子がここでも垣間見ることが出来ました。


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