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レポート2:栄養センターの一日(その1)

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年5月 9日 更新

「人間の大地」ガザセンターでは、子どもの栄養を専門に治療と教育を多方面から取り組んでいます。現在の社会・経済状況の悪化に対して、栄養失調児に二食の栄養食を提供、同時に専門家が母親への栄養教育をしています。栄養食は6ヶ月以上の子どもが対象です。ほとんどの母親はセンターに来る交通費が払えないので交通費の補助もしています。

栄養食として、野菜や肉を使った具沢山のスープと季節の果物のジュースを出しています。安価で手に入りやすい材料を使います。

午前8時半から9時

母親たちが子どもを連れてセンターにやってきます。

スープの材料です。牛肉はミンチにしてあり500グラムパックにしてあります。野菜は250グラムのパックに仕分けてあります。野菜は季節のもので、にんじん、ズッキーニ、カリフラワー、ほうれん草、イタリアンパセリ、インゲン豆、グリーンピース等が準備されています。基本的に家庭で手に入りやすい材料を用います。肉は高価で1キロあたり野菜の15倍以上します。パレスチナ地域は、元々肉を食べる習慣はあるのですが、栄養失調児を抱える家庭では何ヶ月も肉を口にできていないのがほとんどです。お祭りのときでさえ食べられなかった家庭も多いといいます。肉はたんぱく質や鉄分を多く含むので、センターでは栄養食として用いています。

午前9時

1回目は栄養価の高いスープで、その準備に入ります。数人の母親が中心になって、「人間の大地」の看護師の指導の下、調理を始めます。5月9日は、にんじん、ほうれん草、カリフラワー、ズッキーニ、グリーンピースの組み合わせでした。材料を植物油でいためてから煮込みます。スープができあがるまでの間、看護師は母親たちに栄養についての指導、母親同士でも情報交換等をします。食料が不足する状況下、台所を預かる母親たちにとっての生活は厳しいです。子どもの栄養状態が悪いのに十分な食材がなくて辛い思いをしています。母親同士が悩みや辛さを話し、工夫を共有する場にもなっています。

午前9時45分頃

野菜も柔らかくなり、スープのできあがりです。乳児はミキサーにかけたスープになります。1歳半ぐらいからはそのままです。電気製品は高額でミキサーが無い家庭も多いのですが、子どもたちがしっかり食べられることと消化吸収を重視して、センターではミキサーを使います。すりつぶしたり裏ごしたりする等の方法を指導していますが、子どもが多い母親はそこまで時間が取れないようです。

人数分に分けていきます。5月9日は38人分でした。4月から、対象者数は増えてきています。物流検問所のイスラエルによる封鎖により物も不足がちですが、それ以上に、自治政府職員の給料が払われていないことに加え物価の高騰で、「買えない」家庭が多いのです。

母親たちは食事を受け取り、子どもに食べさせます。上手に食べられない子どもには、看護師が姿勢や量等を指導します。

ほとんどの子どもは朝食を取ることができていないので、みんな喜んで食べています。


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