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ホーリー・チャイルド・プログラム

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年3月 9日 更新

パレスチナにも春が訪れました。こちらは夏が乾期で1滴も雨は降らずカラカラですが、冬は雨が降り大地も緑になります。「冬」と「雨」が同じ言葉です。雨が降るといっても年間350ミリ程度で、日本の台風のときの雨量ぐらいでしかありません。

春は花の季節で、アーモンドの花は春の訪れを告げる花と言われ、桜に似ています。
ホーリー・チャイルド・プログラム(関連記事:No.140No.142No.148)の校庭にもアーモンドの花が咲いています。この季節、子どもたちは特に外で遊ぶのを楽しみにしています

ホーリー・チャイルド・プログラムでは、2月の後半に募集中だった専任の音楽の先生が見つかりました。先生は30代の男性で、おじさんが音楽教師で家に楽器が色々あり3歳頃から毎日のようにピアノを弾いていたそうです。一度聴いた曲は即ピアノやギターで弾くことができるので、子どもたちは驚きです。パレスチナの伝統的な楽器の一つ、ウード(アラブ版ギター)も演奏できます。週に4日間は半日、1日で全日、子どもたちの音楽教育に当たっています。

新しいギターで練習中の子どもたち新しいギターで練習中の子どもたち

JVCからは音楽療法の一環で当初はギターを1台入れる予定でしたが、数人の子どもたち先生と一緒に練習できるように4台にしました。週に1回の課外活動の日は、ギター教室にいつも希望が殺到しています。

課外授業では毎回テーマがあります。国がテーマのときは、音楽、料理、工作などのグループ活動は、その国の特色や文化に合わせたものになります。先日はテーマが「日本」でした。

先生と一緒にギターで伴奏する子どもたち。キーボードでリズムも入って曲らしく聞こえるようになってきました。先生と一緒にギターで伴奏する子どもたち。キーボードでリズムも入って曲らしく聞こえるようになってきました。

音楽グループからは日本の子どもたちがよく歌う歌で、日本語で一緒に歌えて、ギターで簡単に弾ける曲を教えて欲しいとの希望があり、「カエルのうた」を紹介しました。最初に日本語で歌い、子どもたちに何の動物か当ててもらったのですが、「羊」「犬」と子どもたちにおなじみの動物が出た後、「カエル」という答えにたどり着きました。みんなでギターの伴奏つきで歌いました。

他のグループも日本に関連するものを先生たちが色々工夫していました。

折り紙グループは、ピアノや動物を作りました。折り紙グループは、ピアノや動物を作りました。
低学年の工作グループは花笠作りでした。低学年の工作グループは花笠作りでした。

■高学年の工作グループは「竜」を作りました。これは中国なのか日本なのかと担当の先生から質問があり、「長崎くんち祭」を写真付で説明したところ、その雰囲気に合わせて制作したとのことです。

■料理グループは、手巻き寿司でこれは私も一緒に担当しました。料理グループの子どもたちにとって切ったり巻いたりと作業が多いということで選んだメニューでした。ほとんどの子どもたちにとって「海苔」は、初めてだったようで「魚のにおいがする海の草」と、恐る恐る口にしていました。家族に見せたい、と持ち帰った子どももいました。味としては子どもたちよりも先生たちに人気があったようです。

「魚のにおいがする海の草!」「魚のにおいがする海の草!」

政治状況としては非常に困難な状況が続くパレスチナですが、人々の日常生活は普通に営まれています。営む努力がなされていると言ったほうが正確かもしれません。ホーリー・チャイルド・プログラムの子どもたちはいつもと同じように学校に通い、先生たちは子どもたちのために様々な工夫を凝らしながら教育に当たっています。


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