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ラファ緊急支援報告1 牛乳が届きました

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2004年6月 1日 更新

5月に入り大規模に破壊されたラファへの緊急救援では、国際NGOの現場担当者がミーティングを持ち、救援物資が必要としている人々に効果的に届くよう調整しました。5月20日に、ガザで活動をしている8つの国際NGOとUNRWA(国連パレスチナ難民救済機構)、国際赤十字が調整会議を持ちました。緊急物資の支援は、即時に行うもの(22日)と1週間以内に行うものの2つに分けて計画を立てました。

食糧や牛乳がラファに届いた食糧や牛乳がラファに届いた

JVCが支援しているガザ地区での子どもの栄養改善事業は、ANERA(American Near East Refugee Aid)など複数のNGOが協力して行っている事業で、イスラミック・リリーフ(本部はイギリス)もこの活動に参加しています。今回、イスラミック・リリーフは1週間以内に行う救援を担当しており、JVCはイスラミック・リリーフが調整する救援物資の中で、イスラミック・リリーフやANERAと共に牛乳を支援しました。

イスラミック・リリーフはこの3週間で家を失った人々を対象に緊急救援を計画し、ラファ緊急対策委員会とUNRWA双方から提供された被害者名簿に基づいて437家族への救援を実施しました。支援物資は、食糧、マットレス、毛布、調理器具など、家を失った人々が生活するのに欠かせないものです。現地代表のアデルさんによると、これらの支援物資はスタッフがガザ市内の卸問屋、市場や店などを駆け回って調達し、物資は25日と27日に分けてラファに届けられました。「前日はボランティアスタッフも含めて20人以上が午前3時まで働いた」と準備の様子を話してくださいました。物資の配給は名簿に挙がっている人にチケットを渡し、そのチケットと物資の交換という2段階で行われ、混乱なく行われたとのことでした。

牛乳(西岸のナブルスで生産されている長期保存可能なもので1箱250ml)は1家族に10日分を目安に、各家族に72パックを配りました。全部で約31,000パック、その内の4分の1(約7,700パック)がJVCからの支援分になります。

配給された牛乳と男の子配給された牛乳と男の子

アデルさんによると、支援物資を両親と一緒に受け取りに来ていた子どもたちはその場でおいしそうにバナナ味やチョコレート味の牛乳を飲んでいたとのことです。この牛乳が子どもたちの体に力をつけ、心の糧にもなってくれることを願わすにはいられませんでした。
以下、緊急物資の内訳です。

■イスラミック・リリーフを通してラファに届けられた支援物資(JVCも参加)
実施日:5月25日、27日
対象:この3週間に家を失った437家族
内容:食糧、調理器具、マットレス、毛布、牛乳等

配給された牛乳はUS$2,500、28万円に相当します。牛乳は家族の中でも子どもたちが飲むよう、家族に渡されます。現時点で、全体で約2,200人の子ども、JVC支援分として約500人の子どもに牛乳が届けられたことになります。

配給された牛乳を飲む女の子配給された牛乳を飲む女の子

また、ラファでも特に厳しい栄養失調の子どもを抱える家庭を対象にした支援については、現在、牛乳(4,564パック)や高栄養ビスケットなどの物資の調達が進められています。こちらは現地のNGO「人間の大地」を通して行われます。今回の攻撃はラファの多くの家族に大きな影響をもたらしており、子どもたちの栄養失調もさらに深刻になることが予想されます。このため、JVCでは今後3〜4ヶ月にわたって食糧支援が続けられるよう、現在「人間の大地」と計画を立てています。
(写真:イスラミック・リリーフ・パレスチナ)


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