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パレスチナ緊急レポート第3弾

パレスチナ 佐藤 真紀
2002年4月17日 更新

イスラエル政府はベツレヘムの聖誕教会周辺と、アラファート議長が軟禁されているラーマッラーをのぞいてすべての市・町からの撤退を表明したが、その後もトゥルカレムに再侵攻(すぐに撤退)するなど、一連のテロ掃討作戦終結は明らかではありません。このような状況の中、最大の激戦地となったジェニン難民キャンプには、ICRC(赤十字・赤新月社国際委員会)、PRCS(パレスチナ赤新月社)による被害状況の調査および救援活動が徐々に始まっていいます。

JVCは人道的見地から、パレスチナ・イスラエルのNGOと共に緊急医療支援活動を実施していますが、ラマッラー入りの拒否(緊急レポート第1弾)、井下医師が入国拒否される(緊急レポート第2弾)など、イスラエル政府の人道活動に対する規制政策の影響を受け、その活動に支障が出ています。しかしながら、情勢の変化を受け、徐々に具体的な活動を開始しています。

以下、現地からの報告です。 尚、一時帰国記者会見を予定しています。報道関係の方ぜひご参加ください。

<調整員・佐藤真紀帰国記者会見>
 日時:4月19日(金曜日)午後4時〜 
 場所:JVC東京事務所 (最寄り駅・JR上野駅、御徒町駅)
 ※当日は4月14日にイスラエル入りし、入国拒否された医師、井下の報告もあります。

*** *** ***

緊急支援物資をジェニンへ

イスラエル軍による封鎖で様々な医療、援助機関がパレスチナの中に入ることが出来ないでいる中、イスラエルやパレスチナの現地NGO、その他国際的なNGOが連携を取って占領地へ入る試みをしている。コンボイ(トラック)を組み、チームで入り緊急物資を送り届けている。4月9日にはナブルスへ入るという快挙も為している。 紛争開始前よりJVCとは協力関係にあったアメリカのNGO、ANERA(American Near East Refugee Aid's)等とともに、緊急支援のコンボイ(トラック2台分)チームを組み、現地病院を中心に緊急物資を配給する予定です。

 =支援物資内容=
   a. 粉ミルク b. ベビーフード(缶詰) 
   c.病人のための特別食 d.薬(コンテナ1台分) 
   e.水(9万リットル)  

このうち、JVCはa.粉ミルク、b.ベビーフード、c.病人のための特別食を今回500人分支援することに決定しました。(d.薬はANERA、e.水は他NGOが負担。)さらにコンボイチーム乗員として藤屋看護師が参加します。現在のところ、3回分のコンボイチームに参加する予定です。

第1回の派遣として、本日4月17日、ジェニンに支援物資を届ける予定でしたが、イスラエルの独立記念日などの影響でイスラエル軍との調整がつかず、本日のコンボイは延期されました。次回、20日に実施予定です。

井下医師入国拒否、その後

イスラエルのNGOである「人権のための医師団」(PHR)の救急搬送に同伴するため、14日深夜にイスラエルに到着した井下医師が入国を拒否されました。
 15日早朝にイスラエルから出国させられ、16日午後日本に帰国。入国拒否の理由は、「西岸およびガザに入る目的でのイスラエル入国は認めない」という、数週間前にできた新法が適応されたようです。井下医師は、空港内の簡易留置所に4時間軟禁された後、パスポート、飛行機のチケットを日本到着まで取り上げられ、強制的に帰国させられました。
 PHR関係の医師(ベルギー、アメリカなど)だけでも数名が同様に入国を拒否されており、PHRでは井下医師の件も含めて、医師などの人道的活動従事者に対する入国規制は行わないよう求める訴訟を起こす予定です。  

<佐藤真紀の帰国報告会>
  日時:4月23日(火)午後7時〜
  会場:品川きゅりあんにて(京浜東北線・大井町駅すぐ)  
  参加費:800円


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