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2015年4月28日

高床式住居の下の空間

ラオス現地調整員 渡久山 舞
2015年5月29日 更新
村で一般的な高床式住居村で一般的な高床式住居

今では都市部では高床式住居がなくなりつつありますが、村ではほとんどの住居は高床式です。木材だけの家、竹を編みこんでいる家、屋根も竹の家、高さが高い家・低い家など色々あります。最近はトタン屋根やコンクリートの家も増えてきましたが。

高床式住居ではネズミや虫の侵入、大雨で洪水になり床上浸水になるのを防ぐ役割があります。それだけではなく、私が面白いと感じるのは、居住空間の下にある地上の空間です。

大体鶏の雛のカゴも置かれています大体鶏の雛のカゴも置かれています
床下にハンモックを吊り下げて憩いの場となっている。(竹沢うるま氏撮影)床下にハンモックを吊り下げて憩いの場となっている。(竹沢うるま氏撮影)

これがとても便利で、必ず竹や木で編んだベッドのようなものとハンモックがあり、他には家庭により様々な物の置き場になっています。日中の暑い時間、村人はこのベッドやハンモックで休憩します。ここは私たちが行う研修の会場にもなっています。また、人間だけでなく動物の住処にもなっており、犬、猫、豚、ヤギ、鶏などが自由にうろうろしています。

対象村で見つけた機織をする女性対象村で見つけた機織をする女性

また、最近は全国的にかなり減っていると聞きますが、家の下の空間は「機織り」の場でもあります。昔は機織の上手な女性がモテたそうです。技術的なことだけでなく手の混んだ織をすることができるのは、時間のある裕福な家庭の証でもありました。対象村の中にもわずかですが機織機の残っている村があり、訪問した時に織っている女性がいました。今は自分用に織る人は減り、特にサワナケートなどの町の人にとって「シン」は買うものとなり、値段もどんどん上がっていますが、"自分のシンの柄を自分で織る"、この技術が各家庭に残っていってほしいな、と機織する姿を眺めながら思いました。

別の村の機織。珍しく室内にある。(竹沢うるま氏撮影)別の村の機織。珍しく室内にある。(竹沢うるま氏撮影)

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