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雨季に陸の孤島になる村に米銀行の原資米を15トン運ぶ

ラオス現地調整員 渡久山 舞
2015年4月 7日 更新

今日は対象村の中で最もアクセスの厳しいピン郡ナトゥ村というところに来ました。事務所のあるサワナケートから180kmあり、最後の30kmは悪路でたった30km行くのに車で2時間近くかかりました。その部分は雨季には道が洪水状態となり不通となって行く事ができません。このアクセスの悪さから他の援助団体も入っておらず、JVCが来ると喜ばれました。そういった背景もあり、住民の結束力が高くやる気の高い村です。

灌漑設備がなく、稲作は天水頼りの年に一度だけの一期作で、収穫したお米がなくなると翌年の収穫まで食べる分のお米がなくなってしまいます。これまではお米が足りなくなると、森に入って山菜、昆虫、動物などを採ってそれを米と交換したり、市場で売ってそのお金で米を購入したり、あるいは高利息で借金をしてお米を購入していました。森のめぐみは支えでもありますが、一方で森に行ったり町に行ったりしなければならず、稲作の忙しい時期に労働力が取られ、また次の年も収量が低いという悪循環を引き起こしていました。また、利息が高いためその返済に追われ暮らしが楽になりません。

そこで、米を村の中で低利息で借りられる仕組みが米銀行です。米銀行は「銀行」と名が付くように、米を「供与」するものではありません。
米銀行の仕組みを説明すると村人はがぜんやる気で、あっという間に米倉が完成しました。そして今日は雨季が始まる前に原資となる15トンもの米を運びにいったのです。

大型トラックで運べる所まで運んだ後は、手押しトラクターに荷台をつけた小型トラクターに乗り換えて運びます。私たちが大型トラクターで合流地点に着くと20台以上のトラクターが騒然と並んでおり気持ちが高ぶりました。

4月は乾季で最も暑い時期で、この日もとても日差しが強く温度は40度を超えていました。その中、大型トラックから15トンの米を24台の小型トラクターと1台の軽トラックに振り分けました。途中で紛失しないよう、袋に番号と重さをふり、それをノートに記帳していきます。ある人がトラックから下ろし、ある人は重さを量り、またある人は記帳し、そして小型トラクターに載せ、と次から次へと手際よく進んでいきました。

精米所から大型トラックで運べるところまで運び、小型トラクターに積み替えるところ精米所から大型トラックで運べるところまで運び、小型トラクターに積み替えるところ
積み替えた後の紛失を防ぐため、一袋ずつ重さを量り通し番号を記帳。積み替えた後の紛失を防ぐため、一袋ずつ重さを量り通し番号を記帳。
小型トラクターに乗せて運んでいる米入り袋小型トラクターに乗せて運んでいる米入り袋
不安定な状態で悪路を行きます。荷台から落ちてしまわないか冷や冷やしながら。不安定な状態で悪路を行きます。荷台から落ちてしまわないか冷や冷やしながら。

着きました!どの村より大きな立派な米倉です。村人の手で作られました。記帳して運び入れていきます。

記帳して運び入れていきます。

とてものどかなナトゥ村です。屋根も竹でできており、ヤシの木にマッチしています。

とてものどかなナトゥ村です。屋根も竹でできており、ヤシの木にマッチしています。

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