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2月28日 なかなかわからない

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年2月28日 更新
本文と写真は関係がないと言えばありませんがあると言えばあります本文と写真は関係がないと言えばありませんがあると言えばあります

ヤギ銀行スタディーツアーを実施。3つの村から12名が参加したが、当然と言えば当然ながら、参加者の服装などから推察される貧困度合いにバラつきが見られる。しかしながら、服装等で暮らし向きを想像するのは難しい。女性はお寺に行くときなどのために、1着は美しい伝統衣装を持っている。それが1着のみの一張羅なのか、他にも美しい服を持っているのかはわからない。腕時計というのも暮らし向きを推測する指標になりそうだが、最近は中国製の信じられないくらい安い時計がラオスでも売られている。数少ない腕時計をしていた人の中で、その時計が明らかに止まっている人もいた。もしかしたらそういった激安中国商品を買って、すぐに止まってしまったのかも知れない。その場合時計をしているから豊かというのも安直。

そんなことを考えていた道中だったが、近くの大きなお寺でお祭りをやっているというので、帰りに寄ることに。車の駐車代などはJVCが出したが、当然ながら境内での出店などでの出費は支援できない。境内にはカメラをぶら下げた人たちが、その場で現像できるということで一生懸命売り込んでくる。1枚10,000キップ(約100円)。結果、写真を撮ったのは、身なりで言えば「参加者の中でもとりわけ貧しそう」と思われた3名だった。生活必需品でないものに散財するかしないか、豊かさ(貧しさ)を測る指標として、一見もっともらしい。だとすると、「当初服装で判断しようとしたが、適切でなかった」という結論を導くべきなのか?

写真を撮った彼らは、一様に興奮した面持ちで写真を手に戻ってきて、本当にうれしそうにそれを見せてくれた。写真の中の彼らも一様に背筋を伸ばして直立不動だった。大げさに言えば、清水の舞台に飛び込む気持ちで撮った写真なのかも知れない。その近くで、彼らよりは貧しくないように見えた参加者が、あまり関心なさそうにタバコを吹かしていた。もう家に写真があるのだろうか?そう、あえて結論を出すなら、結局わからない、ということ、そしてそもそも一生懸命測ろうとすること自体、どうなのか、ということでしょうね。

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