アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

ラオスMonthly report(2010年10月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2011年2月 4日 更新

SRI経験交流

10月最終週、そろそろ収穫が始まるという、稲が最もたわわに実っている時期に雨季SRI経験交流を実施。雨季の実践者の中で特に状態の良かったアサポン郡の2村を経験交流実施地として決定。一村ずつそれぞれ27日、28日に実施した。実践者の経験交流に加え、来年の実践者増加を狙い、これまで未実施でもSRIに関心も持つ人にも門戸を広げたため、多くの参加者を得ることとなった。27日は受け入れのKN村の14名を含む34名、28日は受け入れのKD村を含む30名の村人が参加した。

実践者は彼らの経験に基づいてSRIの実施手順について説明するとともに、(1)問題、(2)解決法、(3)実践してみての感想、(4)計画、(5)期待といった項目にそって模造紙を使った発表を行った。未実践者から実践者に向けて、種籾の選定、苗床からの苗の抜き取り、田植えの仕方、など技術的な質問から、来年もやるか、といったことまで様々な質問があがった。実施1年目に関わらず、多くの実践者が自信を持って答えていたのが印象的だった。発表した実践者全てが来年も実施する、SRIの田植え面積を増やす、と答えている。

また、「SRI研修には参加しなかったが、参加した人から教わり、実際にやってみた」、という実践者のケースもあることがこの経験交流でわかった。幼ない苗を1本ずつ植えるということで、「田植えしたばかりの当初は頼りない姿に心配になったが、その後分桔が非常に進み、通常の植え方をした他の田よりも生育状況がよくなったので驚いた」、といった実体験に基づいた生の声を聞かせてくれたので、SRIに関心のある未実践者には響いたことだろう。なお、出席者の中では最高で80まで分桔した例があった。

参加者はそれぞれの村に戻って、経験交流で学んだことについて他の村人のために発表を実施。早い村では、1週間後には「早速来年実施したい」とする5名の村人の名前をリストアップしたところもあった。

※詳しい様子については10月の「徒然日誌」もご参照下さい。

美しく実った田を見学美しく実った田を見学

井戸修理研修第2回

9月のピン郡に続いて、10月はアサポン郡で井戸修理研修を実施。今月は5村より21名の参加があり、参加者数は前月を上回った。5村のうち2村が約150世帯の大きな村ということで、それらの村から参加者が多かったのが要因。前回同様に、座学の後に実地研修という流れだが、今回はアサポン郡保険事務所水衛生課の役人を講師として招いた。9月同様各村を廻っての実地研修で、故障した井戸が無い1村を除く4村で1基ずつ、計4基の井戸を修理した。実地研修では、適当な部品がない場合でも、あるものを切る、削る、継ぎ足すなどして、最終的には修理してしまう、村人たちの臨機応変な対応ぶりが実に印象に残った。参加者には井戸の仕組みについて図解されたポスターと認定証が配布された。

各村の研修受講者が村に帰って故障井戸を調査、JVCに部品をリクエストするというのが流れだが、早い村からは即座に部品のリクエストがあり、10月中に1基修理している。他の村からも追って部品のリクエストがある予定。

※詳しい様子については10月の「徒然日誌」もご参照下さい。

実地研修に汗を流す参加者実地研修に汗を流す参加者

平野東京で特別講座他

日本帰国中の10月9日、早稲田奉仕園にて、JVC理事の田中優氏とともにJVC主催特別講座「誰のための豊かさを求めるのか」に出席。ラオスの人々の暮らし、JVCラオスの活動を紹介するともに、開発支援のあり方について、日本の我々にできることについて参加者と話し合った。熱心な質問、意見が飛び交う濃密な時間となった。その他にも札幌、新潟、横浜、名古屋などで講演、東京では日本に滞在して研修を受ける途上国行政官向けの研修講師など、JVCの活動を紹介する機会をいただいた。

特別講座「誰のための豊かさを求めるのか」特別講座「誰のための豊かさを求めるのか」

グレンCOP10関連活動

10月は名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が行われたが、グレンがこの会議に参加し、ラオスにおける生物多様性喪失の原因について発表を行った。このほかにも、東京や名古屋においてCOP10関連のイベントに出席して発表を行った。

生物多様性COP10国際シンポジウム「途上国の貧困削減と生物多様性について考える〜NGOが果たすべき役割とは?〜」生物多様性COP10国際シンポジウム「途上国の貧困削減と生物多様性について考える〜NGOが果たすべき役割とは?〜」

国家土地管理委員会主催の土地問題会議に協力、出席

JVCが副議長を務めるLIWG(土地問題に取り組むNGOのグループ)は、ビエンチャンにおける国家土地管理委員会主催の土地譲渡が農村の暮らしにもたらす影響についてのワークショップの開催に協力した。副総理大臣のレンサワット氏や各県の知事が出席するくらい重要な会議だったが、ペダワンがJVCを代表して出席し、法律担当スタッフのレノルによるケーススタディーについて発表を行った。ケーススタディーの発表を行ったNGOはJVCを含めて3団体のみだった。

森林ボランティア法律研修

10月中旬、ピン郡の郡農林事務所において、法律(森林)ボランティア向けの研修を行った。県の法律事務所を招いて行われたこの研修では、土地と森林に関する法律について集中的に説明された。これは森林ボランティア向けの一連の研修の一環として行われた。

参加者と講師、JVCスタッフによる記念撮影参加者と講師、JVCスタッフによる記念撮影

人形劇VCD作成に向けた、若者グループの上演練習、サワナケートTV局との打ち合わせ

成功裡に終わった村での土地森林問題意識啓発人形劇の上演を受けて、この上演を通じて送り続けてきた重要なメッセージがより多くの人たちに届くよう、収録を行うことを決めた。サワナケートのテレビ局と打ち合わせを持つとともに、収録のため再度若者グループと劇の練習を始めた。ラオスでVCDを作るには、情報文化省の正式な許可が必要なため、その申請を行い、許可を得た。村での上演同様、VCD向けの演技はすべてブルー語で演じられ、ラオス語の字幕がつくこととなる。

練習中の若者たち練習中の若者たち

土地問題フィールド調査

9月の友好団体との打ち合わせを経て、我々はピン郡の3村で土地の譲渡状況に関するフィールド調査を行った。目的は土地譲渡の状況とその影響について、よりよい理解を得るためだが、若手スタッフが質の良い正確な調査の行い方や「トライアンギュレーション※」といった重要な概念について理解する実地研修の場という意図もある。そのため、コンサルタントを招聘し、様々なリサーチ技術についてアドバイスをもらった。

※データの正確さを確保するため、異なるデータを付き合わせる手法


団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net